×白雪姫

□第14章
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「これとこれとこれ♣️
あ、あとこれとこれも♠️」

「え、えっ、あっ…はい…」



手短にまず服を選び出すヒソカ。

あたふたしながら服を持つ白雪。



「ずっと思ってたんだけど、
ハンター試験の時も試験に不釣り合いな服しか持ってなかったよね♦️」

「え、だいぶ前の話じゃないか」

「君、落ちると思ってたから眼中になかったけど、なかなか面白い子だったからね♥️鮮明に覚えているよ♠️」

「お前が言うと気持ち悪いんだが」



毒舌だねと言うヒソカは口角を上げ
とても楽しそうだった。



(……コイツ、笑えるんだ。)



いつも気持ち悪く、いやらしい笑い方しかしなかったから、普通に笑えないんだとばかり思っていた。

自然な笑顔。

少し目を奪われた。



不思議そうに見つめる白雪に気付いたヒソカは首を傾げた。



「お前って、ちゃんとしてたら
かっこいいんだな。」

「………………………ん?♣️」

「今、普通に笑ってるし、
今日はいつもみたいに髪の毛あげてなくて下ろしてて新鮮だし、
服もかっこいいと思った。
今もリードしてくれてるのわかるし
そういうこと出来る人なんだなぁって思った。
ん?どうした?」

「え、いや…あ…」

「どうした?
ほっぺた赤くないか?」

「えっ…ぁ…赤っ赤くないよっ!!…っシラユキ!それ買おうか!僕が買ってあげる!!!♦️」

「え、あ、あぁ。
ありがとう。」










「ヒソカ、髪、切りたい」

「ん?切るのかい?♦️」



ショッピングが一段落してカフェで一息ついてるときのことだった。



「随分長いけど
どこまで切るんだい?♠️」

「…短く、肩?かな。
あと前髪も欲しい。」

「イメチェンだね♦️」

「(イメチェン?)よくわからないけど、目を隠しておいた方がいいんだって。」

「ふぅーん……♠️
でもまぁ確かにこの色は危ないね♦️
盗られちゃうよ泥棒に♣️」

「…? 目玉でもとられるのか?」

「そうかもしれないね♥️
カラーコンタクトも買おうか♦️」

「(カラーコンタクト??)…とりあえず髪をばっさり切りたい」

「オススメの場所教えてあげる♥️」



会計を済まし、店を後にする。

そして、向かいに建つ
青壁のおしゃれな建物の中に
案内された。

僕は買う物があるからと
美容師に私を預け彼は
何処かへ消えた。








1時間ほど経過し、
髪を短くした白雪と合流した。

腰まであった髪は肩まで。
前髪は少し長めに作った。



「ど、どうだ?スースーするな」

「へぇ♥️思ってた以上にいい♥️」

「おい、目つきがいやらしい」

「あ、そうだ♠️
カラコン買っておいたよ♦️」

「…え、はい(いや、あのだからカラコンてなに…カラーコンタクトの略?カラーコンタクトってなに?)」



知らない単語が飛び出してきて白雪と頭はパニック状態だ。

そんな思考回路を遮るように
ヒソカの携帯が鳴った。
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