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のぞきの代償(ジェレギュ R18)
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ベッドに体が沈む。
白いシーツに目眩がした。


逃げろ逃げろ逃げろ…!


身の危険を感じるが、痛みで上手く動けない。
僕はどうにか体を起こし、逃げようとした。

「くすっ、だめだよ」

後ろ襟を掴まれ、ベッドに倒された。
ジェームズはカチャカチャとベルトを外し、自分のものを出した。

「わかるよね、歯立てたらただじゃすまないから」

前髪を掴まれて顔を無理やり上げさせられ、彼のものが喉の奥にまで入れられる。
思わず吐きそうになったが、首に杖を突き付けられ、我慢した。


汗っぽい匂いがする。


先走りの味が口いっぱいに広がって気持ちが悪い。

「ちゃんと舐めなよ」

ジェームズはレギュラスの頭を持ち、腰を動かした。

「んんぅ…っ…!」
「舌使って」

髪を強く引っ張られて痛い。
僕は先端を舌全体で刺激し、裏の筋を下から上へと舐めあげた。
すると彼から快楽の混ざった吐息が漏れた。

「スリザリンはこっちのお勉強もするの?それとも上級生に教え込まれた?」
「っ…ちがっ…んぅっ…!」

また口の中に無理やり押し込まれる。
苦しい、こんなことされてとても屈辱だ。

「口離しちゃだめだよ、僕がイかなきゃ終わらないからね。」

髪をくしゃと撫でられた。

「君も後で気持ちよくしてあげるよ」

この言葉に背筋がぞくっとした。
あぁ、僕は犯されるんだ、そう思ったら恐怖でぽろぽろと涙が出てきた。

「あはっやっと泣いたね!でもやめてあげないからね」

彼が腰を動かしだした。

「ンッ…うぅっ!んん…」

上手く息ができない…。
硬くなった彼の下半身が口の中を行き来する。
少しでも歯を立てると、僕の首に当てられた杖がグッと強く圧される。

くちゅっぷちゅ…ちゅっ

「はぁ…っ…いきそ…」

ジェームズの腰の動きが激しくなった。


えっ…もしかしてこのまま…
髪をしっかり持たれていて離れられない。
そんなっ、待っ…!


「っ…クッ…!」

口に熱い液体が吐き出された。
青臭さが鼻を通っていく。

「ぅっ…ゲホッゲホッ…!」

思わず吐き出してしまった。
白濁が涎と混ざって銀色の糸を引き、床にぽたぽたと滴り落ちる。

「こぼれたよ。」

床に落ちた白濁を指で取って口に押し込まれた。苦味と青臭さがまた口に広がった。

「う゛っ…げほっ、おぇ…」
「ほら、次は君の番だよ」

仰向けに押し倒される。

「は、放せ…」
「くすっ、君も気持ちよくしてあげるよ。僕だけじゃ不公平だろ?」

しゅると僕のネクタイがほどかれた、そのネクタイを使って魔法で両手首を縛り上げられる。
ボタンを1つ1つ外され、首筋から胸にそってキスを落とされる。
首の辺りを舐められると全身がぞくぞくして力が抜け、声が出てしまう。

「あぁぁっ!…っ」

ちゅっと強く吸われ、赤い小さな痣をいくつも作られた。

「んっ!…跡つけなっ、アッ…!」
「大丈夫だよ、シャツで隠れるよ」

両手で胸の飾りを押しつぶされたり摘んだりされ、ズボンの上からでもわかるくらい僕の下半身がどんどん立ち上がっていく。

「そろそろこっちも触ってあげるよ」

ベルトをはずされ、一気に脱がされる。
彼は主張した僕の下半身をゆるゆるとしごきだした。
上下にしごき、先端を親指の腹で刺激されて、先走りがじわじわと溢れてくる。

「あっ…ハァハァ…、んぅ…っ」
「いつも何考えてオナニーしてるの?スネイプ?」

袋を揉まれながらしごかれる。
その手の動きがどんどん早くなっていく。

「ちがっ…くっ!…は…」
「君この前すごい興奮してたよねー」


彼のクスクスと笑わう声がすごく不愉快で仕方ない。


彼は自分の中指を舐め、僕の穴に入れた。

「あっ!そこは…!や、だぁ…んんぅ」
「慣らさないと痛いよ」

くぷくぷといやらしい音がする。
次第にほぐれてくると、指がもう1本増やされる。

「あっ!うぅ…く、ぅ…!」
「良くなってきた?」
「気持ち悪い…!この変態!」
「そんな顔で言われても、ね?」


涙が流れて止まらない。
声だって出したくないのに…


指が激しく出し入れ、下半身をしごく手も激しくなっていく。

「あっ!あっ…やめ…もっ、う…!…〜〜〜っ!!!!」

レギュラスは声にならない声をあげ、ジェームズの手の中に白濁を吐き出した。

「はぁ……はぁ…」
「気持ちよかった?」

ジェームズは手の中の白濁を自分の高ぶりに塗ってレギュラスの後ろにあてがい、ぐっと押し付けた。

「いいよね?」
「えっ!やっ…待って!」

彼は逃げられないよう、僕の腰をしっかりと掴んだ。


思考が追いつかない。
いやだいやだいやだいやだいやだ!
入れなっ…


「あああ゛あ゛あ゛ーーー!!!」

指とは比べ物にならないくらい太い、彼の物が僕を貫いた。
少しは慣らされていたとは言え、激痛で背がのけぞる。

「くっ…力抜けって」
「い、たぁ…!抜い…あぁっ!!」

ずるとぎりぎりまで抜かれ、また一気に貫かれる。
痛くて痛くてたまらない。


早く、終わって…


「痛いっ!も、やだ…許し…あぁっ!!」


哀願するなんて屈辱だけれど、こんなの耐えられない。


「やめてあげないって言ったよね」
「あぅ…あっ!…んっ…んぅっ…!」
「ねぇ、君のいいとこを教えてよ」
「え…、ひっ!…あぁぁ…」

中をかき混ぜられぐちゅぐちゅと水音が聞こえる。
僕はまだ彼の大きさに慣れず、体を強ばらせ、彼の下で小さくなっていた。

「……アァッ!?」

奥のある部分を擦られ思わず体が跳ねた。
そこを擦られる度に今まではなかった熱さが込み上げてく。

「ここ?ここがいいいの?」
「あぁあっ!あっ!…んっ!」

ジェームズの腰の動きが早くなっていく。
少しずつ痛みにも慣れ、快楽が襲い掛かる。

前立腺を的確に擦られ、その度にレギュラスはいやらしい喘ぎ声を上げる。
彼の下半身の先からは先走りが溢れて自らの腹を汚している。

「あぁぁっ!んぁ!や、…ぅんっ」
「女の子みだいだね、可愛いよ」
「こ、の…!頭おかしいんじゃっ…あッ!…っは…ぁ!」

激しく腰を打ち付けられ、あられもない声が上がる。
開いた唇からは舌が覗いている。
その舌をすくいあげるようにジェームズはキスをした。

「んぅっ…、んっ…んん!」

歯列をなぞり、舌を絡ませ吸い上げる。
何度も何度も角度を変えて深く甘いキスを繰り返した。

「…っ!はぁ…はぁ…はっ…ケホッケホッ…!」

唇を離され、急に入ってきた酸素にむせる。
キスがこんなにも気持ちが良いなんて…
しばらく目の焦点が合わず、視界がぼやけた。
乱れた息を整えていると、しゅると腕を縛っていたネクタイを外された。

「腕まわしてて」

そう言うとジェームズは肩に腕を回させ、僕に覆いかぶさり再び腰を動かしだした。

「あッ…あッ…んぅっ!…だ、め!…ぅ!」
「はぁ…、気持ちいい…」

パンパンと肌がぶつかる音が耳に届く。
あんなに痛くて嫌だったのに、僕は快楽に飲まれ理性を失い、自ら彼にしがみ付いて与えられる快感に酔いしれる。

「はあ…あ…ッ…んぅッ!あっ…あっ!」
「んぅ…もういきそー…」

動きは一層激しくなり、ぐりぐりと前立腺を刺激される。
頭が痺れていく、僕はぎゅっと目を閉じた。
耳に彼の荒い息使いを感じる。

「ひぁっ…!あぁ!も、もう…んぁああっ!」
「…っ……!」

僕は彼に強くしがみ付いたままびくびくと震え、達した。
彼も僕の体内に白濁を吐き出した。

「はぁ…はぁ…はぁ…」

部屋に2人の荒い息だけが響く。










「もう戻るの?」

僕はすっかり着替え、壁の方へ飛ばされた杖を拾いに行った。

「えぇ、約束があると言いましたよね」
「そうだったね、遅刻させちゃってごめんね」

ははっと笑う彼の声を背中で聞いて、僕はドアの方へ歩いていった。

「またしたくなったらいつでもおいでよ、それともう覗きなんてしないことだね」

返事なんかしてやるものか、僕は振り向きもせず部屋を出た。
バタンとドアを閉めた瞬間、何だか足の力が抜けてしまった。


まさか、こんなことになるなんて…
……あっ!あれ僕のファーストキスだったじゃないか…


思い出せば思い出すほど落ち込んできた。
くやしいからそんな素振りは見せなかったけど、お尻は痛いし、殴られたところも痛い。
はぁ…と大きなため息をついて立ち上がり、自分の部屋へ歩き出した。

だけど、僕は1つ仕返しをしたんだ。
すごく小さな仕返しだけど。










「っ〜〜〜!」

ジェームズは鏡に背中を映して見ていた。

「あいつ思いっきり爪立てやがって!わっ…血が出てる…!」

ひりひりと痛む背中にシャツを羽織った。

この傷が治るまではスネイプとできないなぁ…
あれ、もしかしてこれわざとかな…?

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