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愛の確かめ合い(ジェスネ R18)
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「あのさ、したいんだ…」

時間は夜の11時過ぎ、宿題を終え、着替えて寝ようとしていた時に無理やり部屋に入ってきたかと思えばこれだ。
彼はいつも自分勝手なことを言う。
僕は聞こえないふりをして寝る準備をしだした。

「無視しないでよぉ!」

まるで子供みたいに手足をばたつかせ、僕の体を揺らす。

「冗談じゃない、急に来たかと思えばなんだ。自分で何とかしろ。」
「……、君を抱きたいんだ…」

だめかな?ともじもじしている。

彼とはよくセックスをする。
僕たちは恋人同士だ。
だけど僕にだって都合というものがある。

「スネイプ…」

ジェームズは僕をベッドに押し倒した。

「わっ何をするんだ!」

すると僕の手を引いて自分の下半身に当てた。

「触ってよ」

そこは大きく起き上がっていた。

「断る、何考えてるんだっ!」

「じゃあ僕も君にしてあげるよ、だから一緒に…」

彼は僕の足の上に乗り、逃げられないようにしてベルトをはずしだした。
そして一気にズボンと下着を下ろした。

「やめろっ!」

逃げたいのに上に乗られていて叶わない。
力の差は歴然で、どうすることもできない。

「無理やりするのか…。」
「っ……、愛の確かめ合いじゃないか」

そう笑顔で言われたが、全然上手いこと言ってない。

ちゅっと瞼にキスをされた。
キスは頬、唇と降りてきて、唇を合わせるとぬるっと舌が入ってきた。

「んぅっ…ん…」

滑った舌は僕の口内を犯した。
舌が絡められぞくっとした。
思わず声がもれる。

「はっ…んんっ、ぅ…」

彼の手が僕の下半身に触れた。
根本から先端に向かってちょうどいい力で上下される。
「あっ…くぅ…」

自分では得られない快感が押し寄せ、僕のそれはあっという間に起き上がってきた。
男同士なだけあってジェームズは良いところを刺激してくる。

気持ちが良い…

「ねぇ、僕のも触ってよ」

そう言われ、ベルトを外しズボンと下着を下ろすと彼のそれは立ち上がっていて、先走りが溢れていた。

体を起こし、彼のそれを握って、親指の腹で先端を擦ってみた。

クチュッ

「あっ…ス、ネイプ…」

敏感なところに触れ、彼の体がびくりと跳ねた。
僕は両手で握り、擦り始めた。
クチュクチュと滑った音がする。
それだけで興奮する。

「ねぇ、入れちゃだめかな?」
「あっ…明日朝早くに先生に呼ばれているからだめだ…」

彼はちぇーと唇をとがらせた。

「じゃあ今日は手で我慢するよ、そのかわり次は口でしてねっ!」

何が口だ、馬鹿が。
僕は先の小さな穴を軽く指先で引っ掻いてやった。
「っ…!や…めっ!」









クチュッ…クチュ…

水音が響く。
僕らは向かい合い、手を動かし続けた。
上下に擦ると先走が溢れてくる。
ジェームズとは時折目が合うが僕は何だか恥ずかしさですぐにそらしてしまっていた。
そうすると必ずキスをされる。
舌を絡め合わせ、舌を吸われる。
たまに歯がぶつかるとつい笑ってしまう。

「あっ…んぅ…っ…」
「気持ちいい?」
「…うるさい…」

愛を確かめ合う行為か…。

何だかんだ言いながら、僕は彼が好きだ、愛している。
彼に愛されるのが嬉しい。
キスされるのも、抱き締められるのも嬉しい、もちろんこういう行為だって。

「…ぁ…いきそ…」
「ジェームズ、…」
「ん、なに?」


「好きだ…」


僕も愛してるよと言われ、唇を塞がれた。
腰を引かれ、互いの肉棒の先が擦り付けられる。
手の動きも激しくなっていき、快楽を高め合う。
早くたまった熱を吐き出したい。

もう…、限界だ…!

「アッ!…も、だめ…」
「ハァ…ハァっ…んっ…!」













「僕はもう寝るからな。」
「えっ、じゃあ僕も寝るよ。」

彼はもぞもぞと狭いベッドに入り込んできた。

「貴様は自分の寮へ帰れっ…!」
「たまには一緒に寝よー?」

ぎゅっと抱き締められた。
彼の体は暖かく、彼の匂いが心地良かった。

「……今日だけだぞ」

部屋の明かりを消して、僕たちは眠りにつく。
ベッドが狭くなったけど、僕は幸せだった。

愛してる、ジェームズ。


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