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不意打ち(ジェレギュ)
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『のぞきの代償』の続きになってます。(そちらを読んでなくても読めます。)





今日はクディッチの試合だ。
対戦相手はグリフィンドール。
今日勝てば優勝にぐっと近づく。
絶対に負けられない。
シーカーの僕は空高く飛んだ。
人がすごく小さく見える。
早くスニッチを探さなきゃ。

「レギュラスー!」

嫌なやつに呼ばれた。
彼も同じシーカー、そして僕が一番嫌う人物だ。

「無視しないでよー」
「………。」
「昨日はあんなに可愛かったのに…、あっあっ、もうだめーってさ!」
「なっ…誰のせいだと!!!」

しまった…、今日は大事な試合だ、彼のことは気にしないと決めたのに。
「まだお尻痛い?」

にやにやと笑う彼が目障りだ。
僕は不覚にも昨日、無理やり彼に…。

「痛いに決まってるでしょう…」
「あははっごめんね、でも君結構ノリノリだったよね!」
「〜〜〜〜!!!」

たしかに快楽に負けてしまった…。
自分が情けない。

「またしよ」
「お断りします。」
「ちょっとは聞いてよっ!」


ヒュン…ヒュン…

素早い羽音、スニッチだ!


「よし、じゃあ勝負だよ!」
「わかりました、負ける気はしませんが」

僕らは見つめ合った。
そして彼がにぃっと笑ったと思うと急にぐいと胸ぐらを捕まれた。

「わっ……んぅ…」

唇と唇が触れあった。

「ちゅーいただきーっ!僕がスニッチ取ったら今日もヤらしてねー!」
「えっ…!ちょっ、待て!!」

彼らはスニッチを追いかけていった。

絶対僕が取らなくては…!


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