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□待っています
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コンコン!
「先輩おはようございます。」
毎朝スネイプ先輩の部屋に寄って、一緒に大広間へ行くのが日課だ。
「あぁ、レギュラスおはよう。今用意するから待っててくれ」
「はい」
僕は微笑んで返事をした、だけど心の中では笑えなかった。
最近僕は気づいてしまったんだ。
たまに先輩の首筋にある赤いあざ、先輩のものではない香水の残り香。
そして
「待たせたな、さぁ行こうか」
このとても満足したような、いつもとは違う笑顔。
「……?どうかしたか?」
「いえ、行きましょう」
心配させないよう僕も笑顔を返し、一緒に部屋を出た。
先輩、いつか僕だけを見てくれるまで待っています。