ログ

待っています
1ページ/1ページ

コンコン!

「先輩おはようございます。」

毎朝スネイプ先輩の部屋に寄って、一緒に大広間へ行くのが日課だ。

「あぁ、レギュラスおはよう。今用意するから待っててくれ」
「はい」

僕は微笑んで返事をした、だけど心の中では笑えなかった。
最近僕は気づいてしまったんだ。

たまに先輩の首筋にある赤いあざ、先輩のものではない香水の残り香。

そして

「待たせたな、さぁ行こうか」

このとても満足したような、いつもとは違う笑顔。

「……?どうかしたか?」
「いえ、行きましょう」

心配させないよう僕も笑顔を返し、一緒に部屋を出た。


先輩、いつか僕だけを見てくれるまで待っています。


[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ