小説

□穏やかな風
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「ヒナタお疲れ!!」
「お疲れ様、キバ君」


ここは演習場
オレとヒナタは二人で修業をしていて今ちょうど終わったとこだ

「疲れたな。少し休憩しようぜ」
「う、うん。そうだね」

俺たちは二人で木の下に腰を下ろし休むことにした

「・・・」
「・・・」
沈黙が続く

「な、なぁヒナタ」

「なぁに?キバ君」

「ヒナタはナ、ナルトの事が好きなんだよな?」

「えっ!?あの、その、えと・・・。」

また沈黙が続く・・・。

しばらくしてヒナタから返事が帰ってくる

「ナルト君は何て言うのかな。
憧れに入るのかもしれない。
いつも一つのことにひたむきで
諦めなくて・・・。そして誰よりも努力してる・・・」

「そうか・・・。じゃあヒナタはナルトの事が好きって言うより憧れの方が強いんだよな?」

「う、うん。でも、どうして?」

「いや、その、同じチームの仲間として相手の気持ちくらい知っておかなきゃいけない気がしてよ」

「そっか。キバ君てけっこう真面目なんだね」



オレはヒナタの鈍感さに思わず笑ってしまった

するとヒナタもオレにつられて笑い出す








「アハハハッ」
「フフッ」











気づけば俺達の笑い声は演習場いっぱいに響いていた










今日も穏やかな風が二人を包んでいる・・・・。
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