小説

□正反対な二人
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その日は木の葉で任務があった

今回の任務は確か日向ヒナタとか言うやつと組んで木の葉のアカデミーのガキどもに忍術と体術を教えるんだったな


確か日向と言えば木の葉の名門だったはず

どんなやつか楽しみだな・・・。



そんなことを思いながらアカデミーの門につく


担当のイルカ中忍に挨拶をすまし教室に入る




中には黒髪の女がいた

子供たちと話している

「ねぇねぇヒナタさん」

「なぁに?」

「ヒナタさんは日向一族の人なんでしょ?」

「そうだよ。でもどうして?」

「日向一族の人たちってみんな怖いけどヒナタさんだけは優しいから私大好き」

「あ、ありがとう〃〃」


そんなやり取りを交わしていたが日向ヒナタは私に気付き挨拶をする

「はじめまして、テマリさん。日向ヒナタと申します。今日はよろしくお願いします」

「あ、ああ。テマリだ。よろしくな」

ヒナタは見るからにナヨナヨしてて本当に日向一族の人間なのかと疑うほどだった





授業が始まると子供たちにそれぞれ挨拶をして忍術と体術の授業が始まった



授業に入るとヒナタはさっきまでの雰囲気と違い凛とした雰囲気をかもし出していた




私は忍術の担当だったからチャクラの練り方やコツを教えていた



一方ヒナタはというと子供たちに体術の受け身や基本的な型を教えていた


教える姿はとても真面目でどの生徒に対しても常に優しさにみちあふれている


授業が終わると生徒たちが駆け寄るほどの人気ぶりだった




1日の授業が終わり私達は一緒に甘栗甘でお茶をすることにした


「テマリさんは甘栗甘にいつもよるんですか?」

団子を食べているとヒナタが話しかけてきた

「そうだな、ここの団子は他にはないくらいに上手いからな」

「私もここのあんみつが大好きで任務が終わるといつも食べに来るんです」

「お前も甘味好きなのか!ここのあんみつは上手いからあたしもよく食べに来るんだよ」

意外な共通点を見つけ話が盛り上がる








「お客様、もう閉店時間なのですがお引き取りいただいてもよろしいでしょうか?」

いきなり店員が話しかけてきた


あまりに話が盛り上がったので閉店時間になったのも気づかなかったようだ




店から出るとヒナタが

「これから温泉に行きませんか?私もよく行く温泉なんですけどテマリさんにも知ってもらいたくて」

と誘ってきた

「本当か?なら行くか」


私も汗を流したかったし何よりもっと日向ヒナタと話をしたかったから一緒に温泉にいくことにした






温泉

「先に入ってるぞ」

「は、はい!」

温泉の脱衣場ではヒナタがモジモジしていたためにしびれを切らし先に湯に浸かることになった

チャポン



「ふー」

今日は本当に疲れた

何せガキどもが相手だったからな

まぁシカマルよりは楽か・・・。

あたしももう少ししたらガキとかいるのかな

てことはシカマルが父親か・・。


シカマルとは付き合い始めたばかりなのに何早まってんだよ

とかなんとか一人で考えていると


「テマリさん?どうしました?」

「のわっ!いきなり話しかけんな!ビックリすんだろ」

ヒナタが隣にいた

「テマリさん、シカマル君がどうとか話してましたけど何かあったんですか?」

「い、いや。何でもない」

ギリギリシカマルと付き合ってる話は聞かれていないようだ


「でも、好きな人と幸せな家庭を築けたらすごく嬉しいですよね」

「あぁ、そうだな・・・って聞かれてたのか・・・。」

「は、はい。でも、あの、シカマル君とはお付き合いされてるのは本当なんですか?」



ヒナタにはもう話すしかないな



私はヒナタにシカマルと付き合ってること、キスしたこと、etc
すべて話した


話終わるとヒナタの顔は真っ赤になってて今にも倒れそうだった

「お、おい!大丈夫か?お前だって好きなやつと色々してんだろ?」

「まだテマリさん達みたいに大人の恋愛にはなってませんよ」

「大人の恋愛って・・・。」

「私、好きな人とキスしただけで気絶しちゃいそうになるんです。だからいつもキバ君が次に進めないって・・。」

「確かにお前ピーとか無理そうだもんな」


私がピーを口にした瞬間にヒナタの意識が無くなった



「はぁ」

私は深いため息をつくとヒナタをおんぶして風呂からあがる

運んでる途中ヒナタの立派な胸が背中にあたる

「こいつあたしよりいいもん持ってんのにキスより先に進めないって・・・」


この時あたしはこいつに大人の恋愛を叩き込む事を決意した
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