Eternal Friends

□04)式神便
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 一日中つきまとって、授業も全部終った後の談話室で全部を説明してもらえた。

「えっとつまりね。
 アレはお姉ちゃんの使い魔?なの」
「なんで疑問形なんだ?」
「シリウス、話を聞く気あるのないの」
「いや、あるけどよ」
「でも、じゃあなんであの鷹にキスしてたんだい!?」
「それは……」
「うん、普通は燃やしたりなんだけどね」
「ミオのお姉さんはアレね」

 二人で顔をまた見合わせる。
 そうしていると本当の姉妹みたいに見える。

「火器厳禁」
「はぁ?」
「シリウス、黙って」

 ほとんど全員に睨まれ、シリウスはがっくりとうなだれる。
 でも今はそんなことを気にしている場合じゃない。

「それとキスとどう関係があるんだい?」

 ミオが恥かしげに頬を染めると、リリーと同等なぐらいに可愛い。
 意思をもった人形のようだ。
 コスモスの花が咲いたような、そんな笑顔に僕たちは見惚れる。

「お姉ちゃんの口癖なんだ」

 彼女らのどちらが言ったのか、わからない。
 どちらもとても素敵な笑顔をしていたから。











「キスには」










「魔法が」






 その時談話室にいた全員に忘却術でもかけてやりたかったよ。
 僕以外の全員に、ね。
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