Dear...
□眠気と共に動物園
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今日は知らない物ばかりの買い物だったらしく、それに加えさんざん歩き回ったから疲れたのかな?マルちゃんは家に帰ってから直ぐに寝ちゃった。
「スー…スー…」
「寝顔も可愛いなあ」
マルちゃんの寝顔見てたらあたしまで眠くなっちゃった。
「……〜んぅ」
「(あれ起きちゃった?)」
っと思ったのも束の間、また寝息をたてた。それにひどくホッとした息が出た。とりあえずマルちゃんを抱っこしてベッドに寝かせる。起きなくて良かった。
「スー…スー…」
「………あたしも寝よ」
そこで意識を飛ばして眠りについた。
「おねえちゃん、あさだよい!」
「んーもうちょっと寝かせてー」
「だめよい!」
「むぅー分かったよー」
起き上がるとマルちゃんが輝かしい笑顔で爆弾発言をした。
「今日は何処に行くのよい?」
「えっ」
まさかのアウトドア派ですか。あたし根っからのインドア派なんだけど!いや、昨日は仕方なく外出たけどね!
「さっきてれびでやってたどーぶつえんいきたいよいっ!」
「動物園?あーそれなら家から近いし、いっか。お昼過ぎたら行こうね」
「はい、よい!」
「うわー!すごいよいでっかいよい!」
「象さんはおっきいし鼻が長いねー」
「ながいよい、あ!あっちにおさるさんよいっ!!」
「うわわわ、走らないでマルちゃん!あたしこけちゃう!」
「だいじょうぶ、よい?」
「な、何とか。少し休憩しよ?」
「よいっ」
「(よし、よいの使い方分かってきたぞ)何か買って飲もうか」
「おれんじジュースのみたいよい!」
「はいはい、待ってね」
んーと、小銭あったかな。お、丁度ある。今日は色々と上手く行くなぁ。
「マル!マルがおすよい!」
「はい、じゃあオレンジジュースの下のボタン押してねー」
「ぴっよい!」
がちゃんと音をたてて落ちたオレンジジュースを見てマルちゃんが「ぴゃっ」なんて言うから思わず笑うところだった。
「がっちゃんて落ちたねー」
「がっちゃんよい!」
笑いっぱなしの今日。たまには息抜きも必要よ、ね?