テニスの王子様。

□8.過去
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夢です。



私はの心臓は只今、ドキドキで張り裂けそう。




今日は、土曜日。
昨日体育祭だったためもあって、部活は久々のオフ。


朝9時にゆっくり起床。


で、そしたらね。





0001 5/19 09:01
Frm:幸村精市
Sub:おはよう
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今日、空いてるかな?
カフェに行かない?聞いて欲しい話があるんだ。







私の心臓の高鳴りの原因はこれです。






…うわぁぁぁぁ!!!


ちょ、どうしたらいいの!?



ものすごく暇ですとも。

でもね、幸村く…いや、精市は、一応、私の気になっている男の子でありまして。

そして、おそらく2人きりでお茶をすることになるでしょ、文脈的に。



ぎゃぁぁ!どうしようどうしようどうすればいいの私!



え、いや、行くようん、断る理由ないもの。



問題はその後だ。



私服ですよね?
どの程度のものを着ていけば?



ああああ…!!


とりあえず返信しよう!







0001 5/19 09:11
To:幸村精市
Sub:Re:おはよう
-------------------

おはよー♪*.

空いてるよ!
どこに行けばいいかな??









はぁ…どきどき…!!

変じゃないよね、別に。






ピロリン♪





うわ返信もうきた!





0001 5/19 09:12
Frm:幸村精市
Sub:Re:Re:おはよう
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1時に、横浜駅の東口にある時計台のとこに来て。

昼食はとってきて平気だよ。







…1時!


大丈夫、服を決める時間は十分にある。






私は返信をし、バッとベッドから起き上がり、とりあえずはジャージに着替え、顔を洗い、朝食を適当にとり、隣にある里奈の部屋に向かう。

あ、因みにうちらは寮生活で里奈は隣の部屋ね。






里奈の部屋の鍵は開いていた。危ないよ!



ドアを開けると、里奈はソファーでごろごろしていた。



「里奈ーっ!!!!」



そう叫ぶと、里奈はかなりびっくりしたのか飛び上がった。



「な、何!?朝から!?」


「幸村く…じゃないや、精市にカフェに誘われた!服どうすればいいの髪型どうすればいいのどうしよううわぁぁ!!」




里奈は一瞬固まった。

しまった、一気に言い過ぎたかも

と、思ったら違った。




「良かったじゃん小橋!思いっきり可愛い格好して行ってこい!」


「いやいや、そんな可愛い格好してってもダメでしょ!!真面目な話だったらどうするの!?」


「え〜じゃあちょっと抑えよう!うちが髪やったげるから!ほら早く小橋の部屋行くよ!」




里奈は私の背中を押し出した。


てゆーか、何で里奈の方が張り切ってんの!?










〜2時間後〜






「よし、いいと思うよ夢ちゃん!」


「だだだ大丈夫、かな…??」



化粧はしてない。
髪は巻いた。


ええんかこれ…!?
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