短編集

□リュウゼツランド
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大魔闘演武が終わり、未来のローグとの闘いも終わって帝国のパーティを楽しんでいた時。


ル「リュウゼツランド?」
レ「そう!ここフィオーレ最大級のサマーレジャー施設らしいよ!」


ご飯を食べながらルナとレヴィが話していた。
ちなみに妖精の尻尾の女子陣にはシキから禁酒令が出ていた。


レ「さっきエルザ達とも話してたんだけど、このパーティが終わったらみんなで行かない?
暑いし、夜も営業してるんだって!」
ル「すっごい楽しそ〜!!いくいく!
そしたらシキも誘ってみるね!」


ルナは目を輝かせると軽くご飯を食べながらお酒を飲んでいたシキのところに向かった。


ル「シーキー!」
シ「ルナ?ってかそんな慣れないドレスで走ったら…」


シキが注意する前に、


ガッ


ル「ひぇっ!!」



ドレスの裾で躓きルナは前に転びそうになった。
が、


ドサッ


ス「っと…大丈夫ルナさん?」
ル「ス、スティング!!」



そばにいたスティングがとっさにルナを支えた。
そのまま立たせるとルナをニヤニヤ見た。


ス「相変わらずルナさんおっちょこちょいだなぁ」
ル「なっ!!べ、別におっちょこちょいじゃないし!!」


と言い合いが始まりそうだったのでシキが話を切った。


シ「で?俺に何か用があったんじゃないか?」
ル「あっ!!そうそう!!実はね…!!」


ルナはさっきレヴィと話していたリュウゼツランドのことを話した。


ル「ってことなんだ!!シキも行こうよ!!」
シ「リュウゼツランドねぇ…お前ら元気だな」
ト[つい先日までバトルしてて傷もまだ癒えてないのに]



シキが渋ってるとルナが頬を膨らませてシキをしたから覗き込むようにしてみた。


ル「いいじゃん!せっかく全部終わって解放されたんだから!」
シ「んー……」


シキが悩んでいると、


ス「ルナさんたち行くなら俺も行くー!!」
ル「ほんと!?やったね!」


ルナが嬉しそうにスティングの手を取った。
それにスティングは顔を赤くした。


ス「ローグは?行くだろ?」
ロ「わ、私は別に…」


ローグも困っていると、


ル「ローグ〜いこ?きっとローグが行ってくれたらシキも来てくれるって♪」
シ「おい、ローグを困らせんな」


シキがルナの頭を軽くたたくとルナは頭に手を当てた。


ス「どうすんだ、ローグ?」
ロ「う……」


スティングはローグの耳に口元を寄せるとローグにしか聞こえないように話した。


ス「きっとローグが誘えばシキさん来てくれるって。
それにシキさんと2人っきりになれるかもしんないぜ?」
ロ「っふ…2人っきり…////」


ローグは顔を赤くすると俯いた。


ロ「わ、私も行く…」
ル「ほんとに!?やった〜♪」


ルナは嬉しさのあまりローグに抱き付いた。
するとルナはニヤニヤしながらシキを見た。


ル「ローグが行くってことはぁ?もちろんシキも行くよね〜?」
シ「はぁ…ったく行けばいいんだろ」


シキは頭を抱えて苦笑いを零した。



こうしてみんなでリュウゼツランドに行くことになったのだ。




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