離れた空

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チ「風の守護者 K VS 六条凪斗 バトル開始!!」


チェルベッロの合図と同時にまずは凪斗が仕掛けた。
凪斗は背中に背負ってた大きな扇子を手に持つと開き、横に振った。


凪「はっ!!」


凪斗が扇子を仰ぐと、


ビュオォォォォオッ


突風が発生した。


ツ「や、やっぱ凪斗すげぇ!!」
獄「あいつの風にかなう奴なんていませんって!」


とツナと獄寺が期待するが、


「…………」


琥珀は何も動じずその場に立ったままだ。


了「あいつ動かないぞ!!」
山「あれじゃボロボロになるぞ!」


相手側が心配するが、


ベ「しししっあいつら敵の心配してやんの」
レ「フン、どっちの方が危険なのかわかってないようだな」
獄「んだと!!」


ベルとレヴィの発言に獄寺が食って掛かった。


ベ「いーこと教えてやんよ。
Kが任務に行くとな、どんな任務でもあいつが負けたことはないんだぜ?
しかも、怪我だってしてこない」
レ「認めたくないが、あいつはボスを守る守護者の中で1番強い」
ツ「そ、そんな!!凪斗!!」


2人の発言にツナが慌てるが、


リ「ダメツナが、誰よりもお前が知ってるはずだぞ。
凪斗が強いことはな」
山「そうだぜツナ!あいつは強いぜ!」


リボーンと山本がツナを励ますと1人の赤ん坊が笑みを浮かべた。


?「では、そろそろ修行の成果を10代目達に見てもらいましょうか、凪斗」


若草色の髪に動きやすそうな着物を着た赤ん坊が凪斗に語りかけた。
それを聞いた凪斗は笑顔になった。


凪「そうだね!
それじゃあそのお顔、見せてもらおうかな!!」
「!!!」


凪斗は高く飛ぶと扇子を右手に持った。


凪「吹き荒れ、降り注げ “風矢”!!」


ブオォォォォォオッ
ズドドドドッ


凪斗の起こした風は無数の矢となり降り注いだ。
そしてそれは相手の周りをえぐった。
風により起こった砂埃が舞った。

凪斗はゆっくり地上に降り立つと相手を見据えた。
すると、


「風を操るのか……フィールド的に俺の方が不利……だが、その方が戦いがいがある」


砂埃の中から声が聞こえ凪斗は身構えた。
そして砂埃が収まり中から人の姿が見えた。


凪「え……!!!」
全「ッ!!!」


その場にいたヴァリアーを除く全員がその姿を見て息をのんだ。



凪「う……そ…ツ、ナ…くん…?」



なぜなら、琥珀の顔がツナそのものだからだ。




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