恋桜

□第3話
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翌日




ツナは翡翠の頼みを叶えるため何度か隣を見た。
隣の席の斎藤はただ無言に本を読んでいた。


斎藤の纏う雰囲気は誰も寄せ付けない感じだった。


ツ「(ど、どーやって話しかけよう…)」


ツナが1人で悶々としていると、


斎「俺に何か用か」
ツ「うぇっ!?」


斎藤が本から顔を上げツナの方を見てきた。
突然の事にツナは変な声を上げた。


ツ「え、えっと…斎藤君今日空いてる?」
斎「…特に何も無いが」
ツ「本当!?放課後ちょっと付き合ってほしいんだ」



ツナが意を決して用件を伝えると斎藤は考える素振りを見せて、



斎「構わない」



と了承した。


ツ「本当!!ありがとう!!」



ツナは内心ガッツポーズをしたのだった。




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