恋桜

□第4話
1ページ/3ページ

斎藤と無事に和解出来てツナ達は他愛もない話をしていた。


「そういえば一、お前今どうしてるんだ?」
斎「学校の近くのアパートで1人暮らしをしてる。両親は俺が5歳の時に事故で亡くなったからな」
「っ!!悪い…」
斎「翡翠の謝る事じゃない。
それにあの家は窮屈で生きてた心地がしなかったんだ」
リ「確か斎藤家は厳格な名家で有名だからな」
「そうなのか」


斎藤は翡翠の手を握った。


斎「両親がいる間、どれ程前世の方が良かったと思ったことか…」
「よっぽどキツかったんだな…」


翡翠は斎藤の表情を見て苦笑いをこぼした。


「一さえ良ければ一緒に暮らさないか?」
斎「えっ…いいのか?」
「あぁ、俺も1人暮らしだからな。
まぁ…まずは掃除からしないとだが」
斎「…翡翠がいいなら俺は一緒にいたい」
「決まりだな」


翡翠は微笑んで斎藤の頭を撫でた。


ツ「良かったね♪」
斎「あぁ…
沢田は今日から俺の隊長なのか?」
ツ「た、隊長!?」
「まぁボスのことだな」
ツ「お、俺はなる気なんかないんだよ!!」
リ「往生際がわりぃぞ」


ドカッ


ツ「痛い!!」



リボーンとツナのやり取りに斎藤はポカンとしていた。



「あー…気にしなくていい。
あれ何時もの事だからな」
斎「そうなのか…」


斎藤は初めて見る光景に若干引いていた。



リ「翡翠、お前明日退院なんだな?」
「あぁ」
リ「なら明日すぐに引っ越しができるように斎藤の荷物を運んでおくぞ」
「可能なのか?」
リ「ボンゴレにかかればなんとことねぇぞ。
つーわけだ。斎藤、ここに住所を書いてくれ」
斎「分かった」


リボーンに言われ斎藤は住所を書いていった。


リ「そんじゃ明日は翡翠の家の掃除だぞ」
ツ「そうだね」
「悪いな」


その日はそのまま解散したのだった。






.
次へ

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ