妖精の双竜

□第3話
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ギャララララッ

グ「飛ばしすぎだエルザ!!SEプラグが膨張してんじゃなぇか!!」


ララバイの話を聞いてからエルザは魔導四輪を飛ばしに飛ばしまくっていた。

エ「何、魔力がなくなったとしても棒切れでも持って戦うさ。
それにお前達がいるしな」

エルザは信頼してかなおもスピードを上げた。




オシバナ駅


駅の周りには多くの人で溢れ帰っていた。
そのなかをエルザはドンドン進んでいき警備員の1人に話しかけた。

エ「中の様子は?」
警備員「な、なんだね君は!?」

ゴンッ

エ「中の様子は?」
警備員「は?」

ゴンッ

エ「中の…」


ル「即答出来ない人はいらないってことかしら…?」
グ「だんだんエルザの事が分かってきただろ?」


ようやく中の様子が分かって中に入っていった。
その際、ナツはルーシィ、ルナはグレイ、シキはトーマに持ち上げられながら運ばれていた。


中には多くの魔導師がいてその中心に鉄の森のエースのエリゴールがいた。

エ「貴様がエリゴールだな。
ララバイを使って何をするつもりだ!!」
エ「来たかハエども」

エリゴールは笑みを浮かべた。

エリゴールの目的は町の人の集団呪殺だった。
それも権力が欲しいがために。

すると、

ル「ばっかじゃないの…?」
エ「あぁ?」

ルナがエリゴールを睨んだ。

ル「戻ってこない権力を手にいれる為だけに多くの人を巻き込むなんて…信じられない…」

ルナの目には怒りの色が浮かべられていた。

カゲ「残念だったなハエども!!
闇の時代が来る前に死ぬなんてなぁ!!」

ズズズッ

ナツが列車の中であったであろうカゲがルナに向かって攻撃した。

ル「ルナ!!」

ルーシィが声を上げたが、

ナ「やっぱりてめぇかぁぁぁああ!!!!!」

ドゴォッ

カゲ「なっ!?お前は!!」

ダウンしてたナツがルナの前に立った。

ナ「今度は地上戦だなぁ!!燃えてきたぞ!!」
ル「あれぐらい何ともないんだけど…」

ルナはナツの復活に苦笑いしてた。

ル「こっちは妖精の尻尾最強チームよ!!
覚悟しなさい!!」
シ[ルーシィは頭数に入ってないのか?]
ト[そこはツッコんじゃだめだろ]
ハ[あい]
ル「うるさいわよ猫ちゃん達!?」


エリゴールは冷酷な笑みを浮かべた。

エ「あとは任せたぞ。鉄の森の力を見せてやれ」

するとエリゴールは消えた。

エ「ナツ!!グレイ!!エリゴールを追ってくれ!!」
ナ&グ「むっ…」
エ「お前達が力を合わせればエリゴールに勝てる。
行け!!」
ナ&グ「あいさー!!!」
ル「最強チームいきなりわれた!?」

ナツとグレイはエルザに言われた通りに エリゴールを追って行った。
それに鉄の森からも何人か追いかけに行った。

ル「シキ!もう起きてんでしょ!!」
シ「…あぁ」

シキもやっと復活したのか鉄の森を睨み付けた。

ル「今ナツとグレイがエリゴールを追いかけに行ったの。
シキも追いかけに行って」
シ「こっちはいいのか?」
エ「何、安心してくれ」
シ「まっ、何かとうちのギルドは女子が強いからな」

シキは苦笑いをこぼした。

ル「ナツ達が負けるとは思ってないけどね。
それに、私達はもっと凄い影を使う人知ってるじゃん♪」

ルナの言葉にシキは笑みを浮かべた。

シ「それじゃ、こっちは頼んだぞ。
行くかトーマ」
ト[おう!]

シキとトーマもナツ達を追って行った。


ここには女子と猫2匹が残った。
それを鉄の森の魔導師達は卑猥な笑みを浮かべて見ている。

エ「下劣な。
お前達に明日はないと思え」

エルザは魔法剣を換装した。
そしてそのまま敵に突っ込んで行った。
エルザはドンドン敵を倒していく。

ル「す、凄い…」
ル「さっすがエルザ♪
私も人暴れしちゃおっかなー」

ルナは笑顔で腰にかけてある黒い鍵を1本出した。

ル「折角だから私の新しい魔法披露するね♪
流れ弾がきたらよろしくねシン♪」
シ[…任せろ]
ル「そ、それって!!」

ルナは得意気に笑みを浮かべた。

ル「開け、餓鬼道の扉
ジェンス!!」

すると黄色い魔方陣が現れ、

ジ[呼んだかルナ]

超イケメンで誠実そうな男子が出てきた。

ル「うん♪
敵をやっちゃって」
ジ[了解]

するとジェンスは両手に刀を出して攻撃を始めた。
その威力はエルザに敗けをとっていない。

ル「あれって古代魔法の”六道の鍵“よね!?」
ル「そうだよ♪仕事先の報酬なんだ」
ル「凄い…」

ルーシィが呆気に取られるのも当然で六道の力は凄まじかった。
しかしやってもやっても敵は減らなかった。

エ「面倒だ、一掃する!!」
ル「それじゃ私もやっちゃお♪
ジェンスもういいよ♪」
ジ[分かった。何時でも呼んでくれ]
ル「ありがと♪」

ルナはジェンスを返すと敵に突っ込んで行った。

ハ[エルザとルナの凄いところはこれからだよ]
シ[これで終わったな]

「エルザとルナだと…!?」

エルザは着ていた鎧を天輪の鎧に変えた。そしてエルザの周りに無数の剣が舞っていた。

エ「行くぞ、ルナ」
ル「オッケー!!」

ルナは高く飛んだ。
そして、

エ「舞え、剣達よ。
循環の剣!!」
ル「星竜の…咆哮!!」

「ま、間違いねぇ!!こいつら、
『妖精女王』のエルザと『星竜』のルナだ!!」

エルザの剣とルナのブレスで敵は全滅した。

ル「凄い!!かっこよすぎ!!」
ハ[あい!!]

すると生き残っていた1人が逃げて行った。

エ「逃げるつもりかもしれない!!
ルナ、ルーシィ、シン、ハッピー追ってくれ」
ル「で、でも」
エ「頼む!!」
ル「は、はいぃぃい!!」

ルーシィとハッピーは怖さのあまりすぐに追いかけた。
しかしルナはすぐには行かなかった。

ル「エルザ、魔力使いすぎだよ」
エ「何、これぐらい何ともないさ。
お前達も早く行ってくれ」

ルナはそんなエルザに苦笑いをこぼして、

ル「星竜の願い」

フォォオッ

エ「!!お前…」
ル「安心して♪これでも魔力の回復は早い方だから☆
それじゃまた後でね。行こシン」
シ[あぁ]

ルナとシンもルーシィのあとを追った。








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