解釈

□アンチクロロペンゼン
1ページ/1ページ

「世界のすべてをただすんだ。」

男の子はそう言った。

私は猫なの。

できもしないのに。

おかしいったらありゃしない。

私は嘲笑うように彼を見上げた。

彼はまた走り去った。

私は何も言わずそれをただ見てるだけ。

正義、愛、友情

チープだね。

安っぽいよ。

ゴールなんかないのによく走ってる。






















ある日。男の子は私を見ていった
「君の生きる価値はなに?」

そして


川に突き落とした。





落ちながら思った。




もういいや。


つかれた。












また生まれ変わっても

私は救われないのかな。



男の子は笑っていた。

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ