春うらら 番外編
□第四十六話 そのあと
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帰り道。
会話文のみ。
「写メ消しんしゃい」
「まだ言ってるの？しつこいなぁ」
「つーか、写メぐらい別にいいじゃん。なんでそんな怒ってんだよ」
「彼女の可愛いサンタ姿を他の男に見られるのが嫌なんだよ。仁王は心が狭いから」
「へぇ〜…」
「あーもー！いいから！消しんしゃい！」
「うるさいなぁ。誰のおかげで彼女のサンタ姿が見れたと思ってるんだい？」
「うっ…」
「…(幸村くんの笑顔こえー)」
「仁王にも彼女の写メあげるから、もう黙りなよ」
「え」
「はい。携帯に送ったから待ち受けにでもしたら？」
「そ、そんなこと、せんし(……たぶん)」
「ブン太にもあげようか？」
「いや、俺はいらね」
「どうして？可愛いのに」
「えぇぇ…、あいつ普通じゃん。普通のやつのサンタコスよりも可愛い子の方がみた………いてててて！やめろ仁王！頭掴むな！」
「……」
「ちょ、マジでいてぇって！」
「ぷっ…！仁王の顔ヤバイ！」
「ゆ、幸村くん笑ってないでとめ…いたたたたた！割れる！割れる！」
「そ、そろそろやめたげなよ。ぷっ…！ブン太の頭の形変わっちゃうか、ら」
「……」
「くぁ〜…。痛かったぁ…。ったく、なにすんだよ！」
「ふん。ブンちゃんが悪い」
「あー、面白かった。…だぶん、自分以外のヤツに可愛いって言われるのはムカつくけど、普通だって言われるのもムカついたんだろうね」
「うわぁ……、お前めんどくせー」
「プリ、」
エンド！