春うらら 番外編
□ある休み時間
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ある休み時間。
「ねぇ、丸井さん」
「ん？」
「それどうやるの？」
「あ？……あぁ、ペン回しか？」
「うん、そのくるくるするやつ」
「どうって……こうやんの」
「何回かやってみたんだけど出来なくて…」
「簡単だろー。ほら、こうやって持ってー」
「うん」
「この指はここ」
「うん」
「んで、こういう感じで回す」
「………出来ない」
「ヘッタクソ」
「くっ！」
「もっかいやんぞ」
「はい」
「こうやって持ってー」
「うん」
「あ、その指はここ」
「うん」
「んで、こうしてー」
「うん」
「これでまわs」
バチン！
「いってぇ！何すんだ仁王！」
「ブンちゃんが悪い」
「俺なんもして無くね？」
「しとった」
「はぁ？」
「どきんしゃい」
「うわ、押すなって！」
「ブンちゃんなんかに聞かんでも俺が教えちゃる」
「え、あ、うん」
「はい、手貸して」
「はい」
ギュッ
「………」
「………」
「……あの……」
「ん？」
「手、握られてるとペン持てないんだけど」
「今消毒しとるからちょっと待って」
「俺はばい菌かコラ」
「プリ、」
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ブン太が夢主に触ってるのに
ムカつく仁王が書きたかっただけ。