バサラで意味のない話

□豊臣軍!
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「ねー、秀吉」
「む、どうした」
「秀吉は指が六本あるってほんと?」
「…は?」
「だから、指。六本あるの?」
「…………え?」
「だーかーらー、あるの?ないの?」
「……………いや、名無しと同じで五本だが…」
「あれほんとだ、なんだ普通じゃん」
「…なぜ急にそんなことを?」
「あたしの時代で、秀吉の指は六本あった!って言われてたからさー」
「……そうか……」
「うん。………あれ?どうしたの、秀吉」
「名無しくん。秀吉をイジメるのはやめたまえ」
「あ、半兵衛。ちがうよ。秀吉が勝手に落ち込んだの」
「…なぜ君は落ち込んでいるんだい?」
「………我の指が六本あると…………後世では伝わっているらしい……」
「…………………」
「なんか勝手に落ち込んじゃったんだよねアハハ。秀吉は図体はデカイのにナイーブだよね。しかも変なところで傷つくのアハハ」
「ハァ…。笑い事じゃないよ、名無しくん。こうなった秀吉をもとに戻すのにどれほど僕が大変か、知らないわけではないだろう?」
「軍師の腕のみせどころだね!」
「こんなところでみせたくないな」
「秀吉がナイーブすぎるのが問題なんだよ」
「ないーぶ過ぎる秀吉も確かに問題だか、君にも非はあると思うけどね」
「えー、そうかなあ?」
「秀吉様!お忙しいところ誠に申し訳……………」
「あれ、みっくんじゃーん」
「あぁ、三成。すまないが秀吉はしばらく使い物にならないよ。名無しくんのせいでね」
「ちょ!半兵衛のバカ!」
「……………そうか。秀吉様がこのように落ち込んでしまわれているのは貴様のせいか………。その上、半兵衛様をも愚弄するとは…!名無し!其所になおれ!斬滅しろ!」
「ぎゃー!!たんまたんま!みっくん!たんま!」
「うるさい!斬滅しろ!」
「ぎゃーーー!!形部!!たすけてーーー!!」




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おくらは秀吉を非常に勘違いしています。
豊臣さんちは、秀吉パパ、半兵衛ママ、形部お兄ちゃん、三成弟って感じ。

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