バサラで意味のない話

□毛利軍!
1ページ/1ページ

「おい、名無し」
「何ですか?」
「貴様、頭が悪い割りには将棋が上手いと聞いたが、誠か?」
「え?」
「誠かと聞いている」
「え、あ、はぁ。将棋はまぁ、そこそこですかね」
「ふん。煮えきらぬ答えだな」
「はぁ。将棋よりはチェスの方が得意なので」
「…ちぇす、とはどういったものだ?」
「んー、西洋…南蛮の国にある将棋ですかね」
「ほう。それは面白いのか?」
「将棋より駒の数は少ないですが、動かせる範囲が広いです。面白いかはわかりません」
「ふむ。……興味が沸いた。今作れ」
「は?」
「作れと申した」
「いやいやいやいや、え?ナリ様今の状況わかってます?」
「当然だ」
「いやいやいやいや、絶対わかってないですよ」
「我を馬鹿にする気か?」
「馬鹿にはしてないけど、神経を疑ってます。この戦場の真っ只中で何言ってるんですか?」
「戦場だからなんだというのだ」
「危機感を持てって話ですよ」
「貴様よりは持っている」
「…(このやろう…!)…、城に戻ったら作ります」
「我は今ちぇすがしたい」
「ワガママボウヤかよ!今戦場だから道具も材料もないの!だから無理です!っていうか、大将なんだから戦えよ!」
「このような戦、我が出るまでもないわ」
「だったら、部下にまかせて城にいれば良かったじゃん!」
「貴様が外に出たいと申すから、連れてきてやったのにその態度か」
「確かに!確かに外に出たいとは言ったけど、戦場は嫌だ!」
「ふん。貴様の方がワガママではないか」
「くぁぁあああ!腹立つなあ!」
「阿呆め、でかい声を出すな」
「ナリ様のせいだから!」
「ハァ…。貴様との会話は疲れる。すぐに戦を終わらせる故、しばらくここに待機しろ」
「…(こっちも疲れるわ!)……いってらっさーい。…気をつけてー」
「ふん。誰にものを言っている」


「ほんとにすぐ終わりましたね」
「我の申した通りであろう」
「はい、さすがっす」
「では、早く城に戻るぞ」
「へーい。道具と材料用意してくださいよ」
「任せておけ。貴様はちぇすを完成させるまで一切寝てはならんぞ」
「?!鬼!!」







 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
なんだかんだヒロインが可愛いナリ様。
恋愛か友情かわかりません。

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ