バサラで意味のない話

□伊達軍!2
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「今日は小十郎さんのお手伝いをしたいと思います」
「しなくていい。お前は大人しくしてろ」
「またまたぁ。遠慮しないで」
「遠慮じゃねぇ。お前が畑に来るとろくなことがねぇから断ってんだ」
「え」
「いいか、絶対に畑には来るな。ここで大人しくしてろ」
「えぇぇぇぇ?やだ、私も行く!」
「駄目だ」
「やだやだやだやだやーだー!お手伝いしーたーいー!」
「うるせぇ。喚くな」
「冷たい!小十郎さん冷たいよ!」
「知るか」
「くっ!こうなったら………とりゃっ!」
「っ!バカ、やめろ!」
「芋掘りさせてくれるまでしがみついてやる」
「邪魔だ、離せ!」
「へーんだ。離れませーん」



「あれー、政宗じゃん」
「………何やってんだお前ら」
「小十郎さんにへばりついてる」
「そんなもん見りゃわかる。なんでへばりついてんだよ」
「んー、小十郎さんへの愛ゆえ?」
「お前バカじゃねぇの」
「政宗様はどうしてこちらに?」
「あぁ、座ってばっかで疲れたから息抜きにな。外の空気吸いにきた」
「執務は終えられたのですか?」
「Don't worry 、心配すんな小十郎」
「ねぇねぇ、政宗も小十郎さんのお手伝いしない?」
「あ?手伝い?」
「うん。手伝いという名の芋掘り大会」
「芋掘り大会じゃねぇ。それに、政宗様の手を煩わせるな」
「えぇぇ、いいじゃん芋掘り大会。楽しいよ?そのためにあんな大量に芋植えたんじゃないの?」
「そんなわけあるか」
「hum...芋掘りか。面白そうだな」
「え」
「でっしょー?」
「紙ばっか見てるのも飽きてきたところだしな。ちょうど良い。手伝ってやるよ小十郎」
「え。いや、政宗様、」
「Come on名無し!どっちがBigな芋掘れるか勝負だ!」
「オッケー!受けて立ぁぁつ!」
「…………」



__________
ひとりで静かに愛しの芋を収穫したかったのに邪魔される可哀想な小十郎さん。一つ一つ丁寧に収穫したかったのに二人に乱雑に収穫されてキレそうになる小十郎さん。でも二人が楽しそうにしてるのを見て「まぁ、たまには良いか」とか思っちゃう小十郎さん可愛い。

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