キミの言葉*
□40:不正
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〜狩屋視点〜
天馬君の部屋から隣の藍花の部屋に俺は連れてこられた。
…藍花の部屋は天馬君の部屋と違って、全体的に薄いピンク色の部屋
シンプルなのは、天馬君の部屋と変わらない。
隅に机とベッド、真ん中にはミニテーブルが置かれてあった
めっちゃ綺麗!!
…とは、この雰囲気で言えるわけがない
藍花「…突っ立ってないで、座ったら…?」
藍花の言葉に俺はうん、と返して藍花の隣に座った。
藍花はベッドの上に座ったまま真剣な目で見てきた
藍花「…なんで、霧野君に不正行為なんてしたの?」
ほら、やっぱり。
このことを聞いてくる。
狩屋「…別に。」
俺はそっぽを向いてそう言った
…ただ、霧野先輩が俺のプレイに文句を言うからって訳じゃない…いや、少しはあるかもしれないけど、…羨ましかった。
…みんなにも好かれてて、優しくて、サッカーも上手くて。
そして、俺はそんな先輩が……
…………大嫌いだった。