キミの言葉*

□43:タイムラグ
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試合中に、私と鬼道監督が話したことを鬼道監督がみんなに伝える。


タイムラグとは…。

センサーが選手やボールに反応して作動するまでのわずかな時間の事。



私達、雷門の考えた作戦は、鬼道監督の合図でシュート技を出すだけ。

相手は絶対にボールは来ないと油断しているから、そこに隙が出来ると言うことだ。




【ピーピーーーッ!!!】




後半が開始した。

みんなが仕掛けに当たらないように、ボールを繋いでいく。



天馬「剣城っ!」



剣城君は、ゴールに一番近いポールの手前まで来ると、センサーが作動するまで、待っていた。


睨んだとおり、みんな絶対に通らないと油断している。



鬼道「今だ、剣城!」



鬼道監督の声と同時に、剣城君がかかとで高くボールを蹴り上げた。



剣城「デスドロップッ!!!」



剣城君の蹴ったボールは相手の技を出す前にゴールへと吸い込まれるようにして、入っていった。

 
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