キミの言葉
□01:ここは…?
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〜主人公視点〜
気づいたら私はベッドの上にいた
「(…ここは?)」
見たこともない部屋に寝ていた私は驚いてとび起きる
…まさか、捕まった!?
「ワンッ!」
そう思った瞬間、真横から大きな声が聞こえた。
いいいい犬!?
え、…え?何で?
頭の中はもはやパニック状態。
近寄ってくる大型犬が怖くてベッドの隅へ行った
「あ、起きたんだ!」
その声に振り向いてみると見知らぬ男の子。
だれ…!?
見るだけでとても元気が伝わってくるような、私と同い年くらいの男の子がドアの前にたって聞いてきた
「大丈夫?君、雨の中…」
「ここはどこ!?」
私は男の子の話を聞かさずについ叫んだ
何で私がこんな所にいるの?
…確か、雨が降っている中を走っていて…
…ダメだ、全然思い出せない
「ここ?木枯らし荘だよ?」
こがらしそう?私は首を傾げていると、男の子は座って犬を撫でながら言った
「それよりも君の方は大丈夫なの?
雨の中、倒れてたんだよ?木枯らし荘の前で倒れてたのを俺が見つけて俺と秋ネエが一緒に運んでくれたんだよ!」
「…なんで、そんなことしたの…?」
…私は
別にそんなこと頼んでない。