キミの言葉
□05:遅刻!?
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〜霧野視点〜
ヤバい!!
完全に遅刻しそう!!
神童に先行かせて正解だったな…
俺は猛スピードで雷門に向かう
…ん?
俺は走っていると、前の方できょろきょろしながら歩いている女の子がいた。
よく見ると、雷門の制服でベージュ色のセーターを腰にまいていると言うあまり見ないスタイルで制服を着こなしていた。
その女の子は悲しそうな顔をして、溜め息をついていた
霧野「…どうかした?」
俺は、遅刻寸前でヤバいと思ったが話しかける。
…あまり、女子と話すのは好きじゃないけどな。
藍花「…すいません、雷門中学校ってどこか分かりますか?」
そう言って、今にも泣きそうな顔で俺を見つめてくる
藍花「………あの?」
霧野「あ、あぁ。俺、雷門の生徒だから。一緒に行くか?」
藍花「!…ありがとうございます!」
そう言って、良かったと言うようにニッコリと微笑む
…っ!!
さらさらとした藍色の髪に、透き通るような藍色の瞳。
俺は、不覚にも可愛いと思ってしまった。
…って、ヤバいっ!!
霧野「遅刻する!少し走るぞ!!」
そう言って女の子の手を引き、学校までダッシュした。
体力…結構あるんだな…。
息が整ってて全然乱れてない。
俺は、家からずっと走ってきたからしょうがねぇけど。
そう言えば、学校の場所を知らないと言うことは転入生か…。
水色のリボンだらか二年何だろうけど、何組なんだろ…?
そう思っていると、あっという間に学校についた。
ついでに、職員室の場所を教えて別れた。
あ、名前…
…ま、いっか。
いつか、会えるだろ…?
俺はそう思いまた猛スピードで階段を駆け上がった