KUROBASU

□マイペース?気持ちが最優先
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人魚姫

人魚姫と言うより人魚になった桐皇のみなさんです。
女体化に注意してください。
この文章は70%のノリ・勢い・テンションと30%のおっぱ・・・お下品と100%のアホで構成されています。
キャラを壊されたくない方はお戻り下さい。

おけぇと言う方はすくろーる↓↓↓↓



























*****

ここは深い深い海の底。美しいサンゴ礁の庭に色とりどりの魚たち
その海底の中心には桐皇学園という宮殿がありました。
そこには可憐(?)でおしとやか(??)で上品(???)で
見る者全てを虜にしてしまうような人魚姫様たちが住んでおりました。

「だぁーもう俺が先って言ってんだろうがさつき!!」

「何言ってるのよ!ここを突き止めたのは私のおかげでしょっ!?」

「すいませんすいませんっ!で、でも元はといえば僕たちが言い出した事で・・・
あーでしゃばってすいませんっ!お二人に教えてしまったばっかりにすいません」

「ったく先越されてんじゃねーか桜井!!しゃきっとしろコラ!!」

彼女たちがいるのは宮殿から離れた光の差さない深海の底。
大きなゴツゴツとした岩が作る洞穴には代償を払う代わりに人間の姿に変えてくれるという魔女の住処がありました。

「なー別に誰からでもええから、早よしてくれへんか?ワシそんな暇ないで?」

魔女の今吉くんがワカメのベッドに肘をついて横になり
片耳にイヤホンを付けた状態で、目にしていた新聞を降ろして言いました。

「うっせー!!第一客の前でそんな寛いでんじゃねーよ!!つか何してんだよ」

Fカップの胸をぶるんと振わし
青峰くんがイマイチやる気のない今吉くんを指差します。

「うっさいなー競魚(競馬)に決まっとるやろ
これにワシの生活費が賭かってるんや邪魔せんといて」

「何言ってるんですか?
ここにいるじゃないですか絶好の金蔓の青峰くんが!」

同じくFカップの豊胸を強調するように胸を張り
さつきちゃんが青峰くんを指差しました。指名を受けた青峰くんは誰が金蔓だとくってかかります。

「アホか。こんな辺鄙なところにわざわざ来る輩なんてそうそうおらんわっ
数年前にヤドカリが新しいヤドないかって物件の相談しに来たぐらいやで?
まぁウチは不動産屋やないって追い返したけどな」

「えぇー!そんなぁーここに来ればなんでも叶うんじゃないんですかぁ〜
あーっ!!そんな世の中の海そう甘くない言ってことですよね
生意気言ってすいませんっ!!」

「桜井っしょっぱなからそんな逃げ腰でどーすんだコラ!」

Eカップの胸を両腕ではさみ、もじもじと縮こまる桜井くん。
その彼の肩に乗った全長15センチのちっさいカニの若松君がはさみを向けて指摘します。

「なんやもうみんなしてでっかい乳見せつけおってイヤミか?
それはAカップしかないワシへの当てつけか?
いや別に気にしてるわけやないで、諏佐がそないなワシでも好きや言うーてくれたからな
これぽっちも羨ましくなんかあらへんよ」

「めっちゃくちゃ気にしてんじゃんかよコラ・・・」

「なんやまたヤドカリかい。もうヤドカリはお断りって看板に書いとこかな」

「ヤドカリじゃねーよカニだっコラ!!」

「あーカニだったのか?それてっきりザリガニかと思ったぜ」

「てめ青峰ぇー!!そこはせめてロブスターって言えよ!!」

「そうよ青峰くん。はさみ持ってるのは全部ザリガニじゃないのよ?
ヤドカリとロブスターにあやまりなさい」

「すいませんすいません似たようなはさみしててすいません!!」

「全然別モンだろーがっ!
てめーら揃いも揃って甲殻類ナメてんだろ切り落とすぞその乳!!」

「良かったじゃねーか今吉さん。切り落とされるほどなくてよ」

「アカン。今のでやる気なくしてしもーたわ
青峰のお願いだけ間違えてかけてしまいそうやワシ
青峰だけヤドカリに変死・・・変身させてしまいそうやわワシ」

「何物騒なこと言ってんだよ。
ちゃんと払うもん払ってやんだから、さつきが」

「ちょっと何言ってんのよ青峰くん!!」

「あ、それと良からもな」

「えぇ!?僕からもですかぁ!!?」

悪人面の青峰くんはふんっと鼻を鳴らし自信満々に二人に親指を向けます。

「さつきと良からそれぞれ乳ワンカップずつ」

「・・・・まぁワシはええけど。
あ、違うで。別にラッキーとか思ってへんで」

流石新鋭の暴君は言うことが違います。
暴虐武人を具現化した彼の言葉に一切のためらいもありません。

しかしそんな理不尽な話があるかと二人の猛反発を受け、今度は矛槍を若松くんに向けました。

「ちぇっしょうがねーなぁ・・・んじゃ若松のはさみで」

「よーしわかったまずはてめぇからだ青峰ぇ・・・その乳全部剥いでやるってんだコラぁ!!!」

少し圏外になりつつあった若松くん。
彼の額には今にもキレそうな血管が浮かびあがっています。

「そうカッカすんなや若松。
悪かったな、先に願い叶えたるから機嫌なおしてや」

取りあえず若松の怒りを鎮めようと、今吉くんはまずカニから人魚に変身させました。

「おぉーすげぇなこれ!」

ちっさいカニから人魚に出世した若松くんは嬉しそうに尾ひれを動かして自由気ままに泳ぎだします。
しかし今吉くんの目がうつろに若松くんのある一点、いや二点を見つめて言いました。
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