short story
□黄瀬誕生日記念
1ページ/5ページ
「黒子っちー!」
突然現れた黄瀬が黒子に抱きつこうと襲いかかってきた。
だがそれを
難なく避ける黒子テツヤ。
「うっ!!」
勢い余り床に顔面直撃。
「黄瀬くん、大丈夫ですか?」
「黒子っち、ひどいっす!!」
「大丈夫みたいですね...。」
黄瀬の言葉を完全無視する黒子。
「それで黄瀬くん。僕に何か用ですか?」
「黒子っち!今日、何の日か覚えてるっすか?」
「今日、ですか?」
目をキラキラと輝かせながら黒子の答えを待つ黄瀬。
「...。」
「......。」
「.........父の日、ですか?」
「ちがぁーう!それは昨日っすよ!」
「そうですね。」
黒子の返答に肩を落とす黄瀬。
すると
「黄瀬くん、この後ヒマですか?」
「えっ?...Freeっすよ?」
「それはよかったです。では行きましょうか。」
「行くってどこにっすか?」
「ついて来ればわかります。」
そう言って
スタスタと先に行く黒子。
「ま、待ってっすよ!黒子っち!!」