Poem
□狂気
1ページ/1ページ
静まり返り
やけに風が涼しい夜
私の中にいる私が暴れだす
強く 強く
絶え間なく
強さを求める
「勝ちたい」
私の中にいる私が叫んでる
何度も 何度も
絶えることなく
自分に対して恐怖すら覚える
相手を倒した時の
思わず笑みがこぼれるくらいの快感
盤上での私は獣だ
そして
心に巣食う私も
まるで獣のようだ
辛い時
苦しい時
悲しい時
私はその状況を楽しもうとする
そして
楽しむのだ
そして
笑ってる
そして
なぜか全てなんとかなるのだ
私は可笑しい
それは私が一番よく分かってる
でも、
だからこそ
こんな私だからこそ
私にしか出来ない事があるはずだ