Poem

□嘘
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こんなはずじゃなかったのに…
人の波に飲まれていくような気持ち



毎日を積み重ねていくにつれて


独りになるのが恐くて仕方がなかった



ありのままの自分を好きになってもらえる自信がなくて



自分に嘘をついて

みんなに嘘をついて



見たくない汚れた自分を必死に隠して

偽りの“自分”を創る




いつの間にか見失っていた自分

隠して 隠して

追い込んでいくうちに

消えていなくなってしまった



残ったのは偽りの自分




何が本当で

何が嘘なのか

もう分からなくて



何が楽しくて

何が悲しくて

何が苦しくて

何が嬉しいのか



全部 全部 全部

本当の自分と一緒に消えて


私がいくら手を伸ばしても届かないような


そんなところに行ってしまったみたいで


「嘘」

それは 意味のある事?

「嘘」

それは 意味の無いこと?
 

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