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□僕らの罪
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光の失われた空を

見ることすら許さない黒い鉄の柵。

細い手首がやっと入るくらいの

その隙間からは逃げることなんてできない。

部屋におかれているのはスチール素材の

ベッドのみだった。

ベッドは小さな振動で小刻みに震えながら

ギシギシと冷たい音を放っていた。

「っは…、」

「んっ…侑李っ…もっと…動いて…、」

彼は僕の上に覆いかぶさりながら

自らの物を僕のにおしつけていた。







      >誰か


      >僕を助けてください.







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