男主.w
□三品目
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今日はワグナリアでのバイト初日。
ワグナリアへと徒歩で向かうと駐車場は結構車で埋まっていて、混雑しているようだった。
「おー結構盛況してんだなー」
店員は裏口から入るように、とのお達しがあったので、裏口から入って休憩室へ向かう。
休憩室にはってあるシフト表を見てみると、
「今日のバイトは…ああ、佐藤さん…と、相馬…さん、」
この相馬ってのにはかなり敬語で接するのには抵抗がある。
初対面からして性格悪そうだなって思ったし、第六感がそういってる
「って…山田葵?…女、か?」
初めて聞く名前だ。フロアのアルバイトだろうか…ま顔合わせた時に自己紹介すればいいか。まともなやつだといいがな
そんな淡い期待を抱いてたことを後で後悔することになる。
ふと休憩室の机を見てみれば、霧島の名前と、サイズが大きめのコック服とフロア制服の両方があった。
「一日でどうやって取り寄せたんだ…あの店長いろいろ不思議だな。」
普段から(というよりも強烈な第一印象)から考えるにして、仕事に対してあまりやる気がなさげな…俺が言えたものじゃあないが。