夢小説〜short〜

□森久保祥太郎:「お前の声が聴きたくて・・・」
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「お前の声が聴きたくて・・・」

今日は休日・・・

俺の彼女のあいつは今なにしているのか・・・

「さて・・・あいつを家に呼ぼうか呼ぶまいか・・・」

(プルプル・・・)

「ん?あ・・・名無しさんだ・・・」ピッ

「ん?どうした?」

『(・・・)』

「おい!どうしたんだって!」

『ブチッ・・・』

「え・・・なんだんだよ・・・」

(あいつが何も言わずにきるなんて・・・)

〜名無しさんの家では・・・〜

〈ねぇ・・・名無しさん?〉

『な・・・何・・・?』

〈あんた・・・本当に森久保さんの彼女なのね・・・〉

『う・・・うん・・・』

〈あんたが森久保さんの彼女とかありえないよ・・・〉

『うっ・・・』

〈あんた・・・本当に許さない・・・〉

『葵とは私親友だと思っていたんだよ?』

〈それはあんただけ・・・あたしはあんたを憎んでいた・・・〉

『・・・・そうだったんだ・・・・』

ピンポ〜ン!!

〈!?・・・あんた誰か呼んだの・・・・?〉

『呼んでない・・・・』

「お〜い名無しさん!!いるのか!!」

『(も・森久保さん・・・)』

〈森久保さん!?・・・〉

『(声はだすべき・・・なのかな・・・?)』

〈邪魔が入ったわね・・・・あんたはそこにいなさい・・・〉

『わ・わかった・・・・』

〈はぁ〜〜い〉

ガチャ

「え・・・なんで葵ちゃんが名無しさんの部屋に・・・?」

〈あぁ〜名無しさんに頼まれて留守番してるんです〜〉

「そ・そうなんだ・・・」

〈あ・・・名無しさんが帰ってくるまで上がって待っていますか?〉

「えっと・・・そうしようかな・・・」

『(じっとしていよう・・・・)』

〈名無しさんがお客さんがきたら何か出しておいてって伝言があったのでだしますね!!〉

「あ・あぁ・・・」

『(森久保さん・・・)』

〈どうぞ〜〉

「あ・・・ありがとう・・・」

『(何だしたんだろう・・・)』

『(あ・・・あれは・・・)』

「・・・・これ・・・・」

〈何出していいかわからなかったので適当に出してしまったんですけど・・・〉

『(コーヒー・・・・)』

「(コーヒーか・・・)あ・・・別にいいよ・・・」

〈ダメでしたか?〉

「え?あぁ・・・気にしなくていいよ」

『(森久保さんにいつもだすのがカモミールティーなんだけどね・・・・)』

「にしても・・・名無しさん遅いな・・・」

〈そういえば・・・森久保さんって名無しさんの事どう思ってるんですか?〉

「え?なんでそんなこと聞くの?」

〈名無しさんの彼氏なんですよね?森久保さんって・・・〉

「そ・そうだけど・・・」

〈私じゃダメなんですか・・・・・〉

「え?何が?」

〈私が森久保さんの彼女じゃダメなんですか・・・?〉

「いや・・・その・・・」

〈森久保さんのことは名無しさんが森久保さんを好きになる前から好きだったんです!!〉

「え・・・」

〈名無しさんじゃなくて私にしてください!!〉

『それは絶対にいや!!』

「名無しさん!?お前・・・いたのか・・・」

『はい!いました!ってそれはおいておいて・・・・』

『いくら葵でも祥太郎さんは渡さないよ!!』

「(俺はもの扱いなのか・・・・)」

〈私はあんたが森久保さんを知る前から森久保さんの事が好きなのよ!!〉

『祥太郎さんは私を好いてくれた・・・こんな地味な私を!!』

「(そろそろ止めるか・・・)」

「お前らいい加減にやめろよ・・・」

『あ・・・そうですね・・・』

〈はぁ・・・もういいわ・・・〉

〈名無しさん・・・〉

『え・・・なに・・・?』

〈森久保さんと幸せになりなさいよ!!〉

『え・・・あ・・・うん!!!』

〈じゃあ〜ね!!〉

ガチャ

「・・・・・・なぁ・・・・・・」

『は・はい!!』

「お前が無事で良かった〜〜」

『へ?』

「お前があいつに何かされたんじゃないかと思って・・・」

『大丈夫ですよ!!葵は根は優しい子なんです!!だから・・・譲ってくれたんだと思いますし・・・』

「そっか・・・」

『なんかすいません・・・心配させて・・・』

「お前の声聴けてよかった・・・・」ギュッ・・・

『しょ・祥太郎さん・・・く・苦しいです・・・』

「心配かけたんだから・・・これぐらい我慢しろ・・・」

『は・はい・・・』

「これだけじゃ・・・足りない・・・」

『え?』

「chu」

『え////』

「これでおあいこな・・・」

『あ・・・はい///』

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