DRRR!! 小説用
□1話 噂、渦中に漂う①
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二日前 夜 チャットルーム
甘楽さんが入室されました。
甘楽【みなさーん!! こんばんは～!!】
甘楽【あれ? 誰もいないんですかぁ?】
甘楽【今日はせっかく良い話を持ってきたのに!】
田中太郎さんが入室されました。
田中太郎【こんばんは】
甘楽【もう、田中太郎さんったらひどい!! か弱い女の子を待たせるなんて!】
田中太郎【か弱い関係ないですよ】
甘楽【そこつっこむところ!?】
セットンさんが入室されました。
セットン【ばんわー】
甘楽【あー! セットンさんいいところに! 聞いてくださいよ、田中太郎さんがか弱い私にひどい仕打ちを!!】
セットン【しょうがないですよ。甘楽さんですし】
甘楽【私だから!?】
甘楽【もういいです! 私怒りました!】
セットン【あ、そういえば田中太郎さん】
田中太郎【どうしました?】
甘楽【まさかの無視!?】
甘楽【二人そろって私を袋叩きにするんですね!】
田中太郎【それより、甘楽さんの話したいことって何ですか?】
甘楽【……最初からそう聞いてくださいよ】
甘楽【まぁ、話しますけどね】
甘楽【皆さん……“紫々鬼”って知ってます?】