坂田銀時と恋に落ちる?

□The Candy Bar
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もう既に彼女の身体は自ら動く事が出来なくなってしまっていた。舌と指で散々イかされた挙句、そして今、放置されている。
ハッキリとしない意識の中、遠ざかる物音だけがわかった。

「…銀さん…?」

返事はない。
足音の遠ざかった方を向く、目隠しされているからか、感覚はいつもより研ぎ澄まされている。
だからこそ、一瞬不安になった。

(このまま銀さんが帰って来なかったら…?)

腕は長い間上げっぱなしだったので、下げると関節に違和感を感じた。ゆっくりと身をよじり、横座りでどうにか起き出した。
目隠しは緩みはじめている。動かせばなんとか取れそうだった。
遠くの方から足音が近づく。

「…銀さん?」

布団の上で横座りし、下げられた腕に寄せられた形のいい胸、艶かしい姿を見ると、銀時の口元は妖しく笑みを浮かべた。

「まだ終わってねぇよ…銀さんの1番好きなトコまだ食べてないからな?」

そういうとまた組み敷かれ、腕を上で拘束された。突然唇に冷たい感触。鼻先をくすぐるカカオの微かな香りを感じ取る事ができた。

「ホラ、舐めてみなァ?」

恐る恐る舌先で上唇についた、少し粘着質なそれを舐めとる。チョコレートシロップだと判ると安心するもつかの間、次の瞬間には、胸の膨らみにも冷たい感触。思わず身体をビクつかせた。

「…っ!…ゥン…」

「梨花のオッパイと…んー…、チョコ…大好物のコラボだな?」

かけたチョコレートは流れ落ち、範囲が広がっていく。腋の下を舌で這い、流れるチョコレートを舐めとっていく、まあるいラインに沿ってちろちろと舌を動かし、焦らすように、先端だけは避けた。
そして、腹部にもチョコレートシロップをかけ、舐めまわす。

「…っん…ゥン…」

「梨花のカラダで1番好きなトコ食べてイイかァ?…」

「…んっ…どこ…?」

「ん?…ここ…」

胸の先端に冷たいチョコレートシロップがかけられた。温度刺激と吸い付きで、みるみるうちに硬くなっていく。

「ん〜…っ!…うめェ…」

銀時は双丘を両手で揉みしだきながら、反対側の先端も同じようにたっぷりとチョコレートをかけ、揉みながら舌を平たくし、乳輪ごと胸の先を口に含む。それを右と左、交互に繰り返した。

「あっ…ン…っ」

「…また濡れたか?」

なんの前ぶれもなく、割れ目に指を這わされた。中指で花弁を弄ると彼女の身体が飛び跳ねた。その拍子に目隠しに使われている帯が緩み、ずり下がった。しばらくぶりに見る光が少し眩しく、目を伏せる。妖艶な雰囲気を纏った彼女の表情は銀時を煽らせた。
銀時は何も言わずに、少し乱暴に彼女の脚を引き寄せ、彼女の入り口に自身の先端を当てがった。入れずに愛液と先端をかき混ぜるように擦り、一気に挿入させる。

「あっ…はぁ…っん」

「スゲぇ…絡まる…はぁ…梨花…こっちみて?…梨花の感じてる…イヤラシイ顔みて、したいナァ…、目開けろよ…」

帯を取り払い、目隠しから解放すると、今までに見たことのないような恍惚とした表情をしていた。
もう喘ぎ声も時々、掠れ出している。

「さっきもあんなにイったのにな…今度は銀さんのでイかせて欲しい?」

どうにか、コクンと頷く。

「…ッ…言ってみな?どうして欲しい?」

また意地悪をする。

「…銀さんので…イかせて…」

「…よく出来ました。」

銀時は拘束していた彼女の腕の間に自らの首をいれ、抱き合うように覆いかぶさった。

「激しくするから…掴まっとけ」

舌を絡ませ合いながら、お互いの唇を貪り食う。銀時の動きは速度を落とす事なく、彼女の中へ打ち付けていった。一度、緩やかになると優しく頬を撫ぜながら言った。

「梨花とのセックスはさァ…気持ちよ過ぎるんだよ……っ…もぅ…イクよ?」

激しくなる律動、何度も打ち付ける。彼女の限界も近づているためか、中の肉壁が銀時のモノを絡めとるようにヒクついている。そして果てるまで彼女の中を貫き、膣内の最奥に向かって白濁の液体を流し込んだ。


彼女の股間から流れ落ちた、2人の混ぜ合わさった体液と、チョコレート。
シーツの上は凄惨な状態になっていた。

「…あーぁ…銀さんのせいなんだから…」

「…あれ?梨花ちゃん?俺だけ?銀さんだけのせいじゃないよな?」

手首を縛っていたベルトを外しながら、お互いのせいにして笑いあう。手首には少しだけ跡がついていた。

「…痛いか?」

「ううん…大丈夫だよ。」

「次はもっと緩く縛るな。で、チョコやめて、生クリームにしよ⁇」

「…銀さん、私はもうイイかな…」

銀時の飽くなき探究心はまだ続きそうだ。
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