□はじめての気持ち
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「すぅ...すぅ...ん...」
こいつのせいでみんなバラバラになっちゃったのにこいつはなんで平気で寝ていられるのさ。
そもそもなんで来たんだー、雪...?
(百年に一度の初雪が降ったら運命が廻る)
そんなことないよ。
うん、絶対にないよ。
「雪が降ったらだけで運命が廻るなんてただの言い伝え、そうだ、みんなは戻ってくるよ、きっと...きっ...」
「ふぁぁ...よく寝たぁ...ってあれ?他の人達どうしたのって!なんで泣いてんだよ」
「ん...!泣いてなんてない!!」
「涙流してそれをいうか」
「とにかく泣いてないから!」
「まぁ、別に良いけど...」
「帰る」
「はぁ?授業まだ始まってないだろ、なんのために学校きたんだよ」
「うるさい!関係ないじゃん」
そうだよ、関係ないくせになんで突っかかってくるのさ。
意味わかんー
「関係ないけど、泣いてる奴、しかも女を一人にできるわけないだろ」
...!
「そもそも自分が泣いてるのは誰のせー」
そこまで言っても続きが出てこなかった。
あんたのせいだと、あんたが悪いと。
言ったところでところで何になるんだ。
こいつに責任を負わせて私の得になる?
はぁ、頭おかしい...。
 

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