私はバイト料でクルマをローンで買った。 親が保証人である。ただ、親にはサラ金の事を言ってなかった。
日が経つにつれ、クルマのローンに、ガス代。デート代。パチンコ。そしてサラ金の返済。
いつしか、返済ができない月になるとパチンコに懸けるようになっていた。
勝てる日ばかりじゃないので、とうとう催促の電話と葉書で親バレし、激怒され親が全額払った。
そして、クルマまでも催促が来るようになり、クルマも手放した。
すべて「勝てるかも」が、「負けた」になった原因である。
単位も取れず学校も辞めた。
<400万>
私は営業会社へ就職し、それなりに頑張ったがパチンコや飲みに行くのに浪費し、また麻雀までするようになった。「いつでも稼げるのだから」という気持ちが、お金がなくなるとサラ金に走らせた。
今でいう「大手」はほとんど手を出した。
25歳前後
年収平均700万。
それがあっという間になくなっていった。
気づけば支払いに追われているときに恋に落ちた。29歳であった。
そして、400万の借金を言えないまま結婚した。