Your

   

ポエム、詞、詩。
投稿板です。

どうぞ、貴方の詞を書き綴っていってください↓↓

長野

[レス書込]

04/21(Sun) 17:05
芝フ調
たね遊歩

「空耳のうた」


はんなりと
空耳を逸らして
待っていた

冬の舌をたらした
あの吹き溜まりの丘
風がまっ白な
毛並みをうちつけている
明雲を

あをい常念が跳んだ

らんらんと
次元は神髄をかもし
きらめきを恋う
耳のふもと
うるおう尻尾をくゆらせる

まるで
湧きあがるうさぎだな

よろこび、
のような毛玉が
やわらかに野末を匂わせる
みどりの光媒をよぎり
駆けぬける早熟

ああ
四股に響いてくるぜ

風が遠くを誘う
空耳のうた
この踊れる抽象こそ
おれに歩みをもたらせる

ももいろが
あまく散りまう
まるい女の線のような
花弁の情感は
上目づかいに満ちて
たいようの唇は
そっと頬をよせ

そんな
こそばゆい
耳たぶの裏を嗅ぎ
おれというけものが
疾走った


うさぎのいる方角
メルヘンのうつろで
あをぐ恍惚



CA3E
[削除]


[戻る]
[レス書込]
[TOPへ]



©フォレストページ