□『子供』
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あたしは逞しく生きた

でも 
馬鹿だった
あさましかった

近寄るなとばかりに
色んなものを睨んでた

地を這う兵隊アリでさえもじっと睨んでいた

小さな世界で
孤独をいちばんに知って

それが強いと
思っていた
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