第二期小説 魔法の国の戦闘記
□第2話 女教皇
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ビュゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥ―――ンッ!!
楓「もう目開けていいよ!」
フワッ・・・・!
火「――――!!、・・・・?」
次に俺が目を開けたとき、さっきまでの緑はどこへ行ったのか・・・、そしていつのまに建てられたのか目の前に大きなお城の様な建物がズシーンと建っていた。
訳がわからず目を白黒させている俺、楓太はそんな俺の腕を掴むと、その建物の中に足を踏み入れて行く。
<聖リリィー学園内部>
建物の中はとても綺麗で、人もたくさん居た。
人の横を通り過ぎるたびに皆が俺のことを見てくる感じがするのだが気のせいだと思っておこう・・・。
なんか変に絡むの怖いし・・・。
楓「さぁついたよ!」
長い長い廊下を歩いて五分、やっと目的地に着いたようだ。
大きな扉の前に立っていた俺と楓太。
誰かの部屋なのだろうか。
扉を三回ノックし楓太は部屋のドアを開けた。
楓「失礼しマース〜♪」
?「あら?楓ちゃん?いらっしゃ〜ぁい」
ドアを開けるとどこからか、そんな甘ったるい声がして、声のほうへ顔を向ける。
まず綺麗な赤いハイヒールが目に入る。
そこから伸びるすらりとした足に、ぼんっとむっちりした太ももとぷりっとしたお尻に思わず鼻の下が伸びる。
ウェストは細く、くびれいて、ものすごいボリュームの胸がメロンの如く生っていてごくりと生唾を飲み込んだ。
そして顔・・・・は・・・・・。
火「・・・・・・・・・・・・・あれ?」
楓「顔は不細工じゃないんだが・・・・」
リ「?」
すらりとした高い鼻、パッチリ二重の瞳、ぷっくりした唇から覗く二本の前歯・・・。
火「・・・・・・・・・さぁ、本題に入ろう!!!!!!」