第二期小説 魔法の国の戦闘記
□第４話 皇帝
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〈？？？？〉
カンカンカン・・・・。
？「幕は上がった・・・」
ズッシリと玉座に座る少年。
？「いよいよですね・・・」
右隅のカーテーンを揺らしあらわれた金髪の女性。
？「もぅ、イオ待ちくたびれちゃったよ〜・・・」
ぷぅ〜っと頬を膨らませ愚痴る金髪の幼女。
姉妹なのか？二人は似ている。
？「さぁ、次の手を打つか」
ニヤリとニヒルに口角を上げ微笑みを浮かべる少年に、二人の姉妹？は深々と頭を下げる。
？「策は何かあるのですか？」
？「今まで通り、魔兵獣で政府に加担する国を制圧。
・・・・それと・・・・」
ちらりと視線を下におろす。
階段下に跪く二人の人影。
そして入口付近の壁にもたれかかりこちらを見る仮面の人影。
？「そろそろ、お前たちの番だ・・・暴れてこい」
イ「さぁいっぱい殺すよ〜☆
ほらっ！
ケイ！ガヴェイン！行くよっ」
イオと言う少女が空飛ぶホウキにまたがり部屋を出ていく。
さっきまで跪づいていた二人は立ち上がりそのあとを追いかけていく。
？「エウロパ、お前は緑の国を潰してこい」
エ「はいっ！」
？「そしてランスロット！！」
入口付近にいた仮面がゆっくりと自分の足で地面に立つ。
？「お前は水の国だ・・・」
少年の命を受けエウロパとランスロットと呼ばれた仮面は静かに部屋を退室していった・・・。