寸書
□1ページ物語
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気付いてもらえて嬉しいよ
誰もいないような朝早い時間の教室。
外から聞こえるのはテニス部の朝練のこえ。
誰も知らない。
知らなくていい。
そっと、窓辺に咲く花に水を灌ぐ。
これは結局自己満足。誰のためでもなくて、自分のため。
ふと目をさげると、花のプラントに黄色い付箋。
はがしてみると青ペンの文字。
少し雑に書かれた言葉。
『いつもありがとう(*^_^*)BY花の精』
「ふふww・・・。」
これが誰かんなんて検索しない。
知らなくていい。
いったん机に戻り筆箱を出す。
中にあった手の形をした付箋とピンクのペンを取り出す。
『どういたしまして』
勝手にやってることだけど…。
気づいてもらえて嬉しいよ
【END】
いやぁ今回は満足です(*^_^*)
優しい感じに仕上がってよかったです。
きっと、この二人にはそのうち恋が芽生えますww