短書

□くちなしの花
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正直、体の相性は良かった


朝起きた時、軽い頭の痛みと腰のだるさ、目の前に健斗がいたことの驚きは今でもよく覚えている



この時から健斗との関係は始まった



週に2日はほとんど健斗と夜を過ごした



ただ、それはあくまで体の関係


互いにそれ以上は踏み入ろうとはしなかった


簡単に言うならば、セフレというのがいいのかもしれない



そのことに不満などない


ただ、興味はあったのかもしれない

あえてそれを見無いよう健斗と過ごす時間は最小にした


であった日以外二人で朝を迎えたことはない


文弥は何かを恐れていたのかもしれない







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