短書

□Uoham
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「こんにちは、会長。そして、さようなら。」


急いで立ち上がる。

回れ右をして、右足を踏み出そうとしたが、右足は動かされず立ち止まったままだ。


無言で会長を振り返る。



「どうしたんだ?」

「……。」


無言の圧力は利かないらしい。


進もうとして現れた結界。

詠唱も無く二人を囲むように現れたそれは我が校きっての魔術センスと高官をも凌ぐと言われる頭脳を併せ持った会長様が張ったもので、ちょっとやそっとでは、通れそうにない。

「」
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