main壱
□微熱
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土「どーなっても知んねーぞ…?」
沖「どーにかしてくだせぇ。」
土「ばか。」
そして、交わされる深い口付け。
俺の頭を撫でてるその大きな手が心地良くて。
ずっとこのままだったら良いのに…なんて女々しい事考えてる俺がいた。
沖「‥‥んぁ……」
着物に差し込まれる、その手。
胸の突起にダイレクトな刺激が伝わる。
土「総悟って、
ここ弄られるの好きだよな。」
沖「土方さんっ…
だから……で、さァ……ぁっ」
土「あぁー!
今日のお前、本当ヤバいっ…」
こんなに素直なのは熱のせいなんだ。
いつもはこんな事、想ってもないんだ。
本能的に口走る自分にそんな事思うけど、たぶん本心は俺の口から出る言葉なんだ。
実は、俺ってどーしよーもないくらいにこの人に惚れ込んでるんだ。
ヘタレで
マヨラーで
ニコ中で
ダメダメなとこもあるけど、
それも大好きな理由。
普段、素直になれなくてごめんなせぇ。
でも、今日くらい熱のせいにして素直になってもいいでしょ……?