main慘
□風のごとく
1ページ/2ページ
-高杉side-
これは、俺が攘夷戦争に参加していた頃の話。
そこには‘白夜叉’と呼ばれる、1人の男がいた。
彼は幼少期から共に過ごした仲間であった………………。
昔から、試練ばかりの奴だった。
けれど、アイツはいつもその試練をたった一言でかたすんだ。
『これも俺の定めだ。
しゃーない。』
面白い、俺はそう思った。
まるで、激しき風のごとく。
追うも向かうも、全てを斬り裂くように走り抜けていく。
そんなアイツに恋をした。
そんな俺はその時点で負けてたんだ。