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□風のごとく
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-高杉side-


これは、俺が攘夷戦争に参加していた頃の話。




そこには‘白夜叉’と呼ばれる、1人の男がいた。

彼は幼少期から共に過ごした仲間であった………………。




昔から、試練ばかりの奴だった。


けれど、アイツはいつもその試練をたった一言でかたすんだ。



   『これも俺の定めだ。
     しゃーない。』



面白い、俺はそう思った。


まるで、激しき風のごとく。
追うも向かうも、全てを斬り裂くように走り抜けていく。




そんなアイツに恋をした。

そんな俺はその時点で負けてたんだ。
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