捧げ物/頂き物

□お祝いとケーキ
1ページ/2ページ






「…で、これはどういう風の吹き回しなんだろうね」


ミオ「うん、私にもよく分かんないんだよね…」



二人して私の泊まってるPCのソファーに座っている今日この時


否、"座っている"と言うより"座らされている"と言うほうがいいかもしれない





「「絶対ここから動いたら駄目だから!!」」





今から一時間程前、麗ちゃんとチートにそう言われたから



***

(一時間前)



「あーー、ひーまーだーなー」



何もすることがなく、部屋でゴロゴロする


今の私…ゴローンになれるかも!←




だって、ミカミ君は観光してるしほかの子はバトルフィールドや買い物に行ってて




唯一部屋にいるのは私とチートだけ




で、チートは何かよく分かんないけどさっきからソワソワしてるし




「どしたの?チート、さっきからソワソワして」


話しかけてみると



ビクッ!!



めっちゃ驚かれた


チート「べっべつにソワソワなんかしてないわよ!!」









いや、絶対何か隠してるだろその反応!!



言及しようとしたとき




バンッ!!



「ぅえっ!?」


ウララ「邪魔するわよ!!」

ミオ「いきなりごめんねアオちゃん…」




突然ドアが開けられ麗ちゃんと引きずられるように澪ちゃんが入ってきた



「あ、あの…何用で?」


ウララ「ごめんねチート、待たせた?」


チート「ううん、大丈夫。それより早くしよう!」



あ、スルーなんですね





そんなことを考えてたら私と澪ちゃんは二人によってソファーに座らされた



「え?あの…これは…」



「「絶対ここから動いたら駄目だから!!」」



ミオ「う、うん…わかった」


そして冒頭に戻るのだ





「二人共何してるんだろうね…」

ミオ「音からしてなんとなく分かるけど…」




澪ちゃんの言うとおり先程から後ろのキッチンでカシャカシャと何かを混ぜる音が聞こえる



暫くしたらオーブンのドアを閉める音がした



何か焼くんだろうか?




「あのー振り返っては駄目ですかー?」


チート「駄目よ!!絶対!!」


ミオ「何時までここにいればいいの?」


ウララ「出来上がるまで動いちゃ駄目!!絶対!!」



本当に何してるんだろうね


私達は顔を見合わせて困ったように笑った






***

(40分後)



チート「もういいよマスター」


ウララ「澪も早く来なさい」




二人に呼ばれて澪ちゃんと一緒に振り返ると







テーブルの上にはケーキがあった






ミオ「二人が作ったの?」


ウララ「そうよ!チートとアタシで作ったのよ!!」



麗ちゃんが誇らしげに言う



「でも…どうして?」


チート「それはね…」












「「『Destiny!!』1000打突破おめでとう!!」」






お祝いとケーキ



ミオ「ありがとう麗ぁ!!これからも私頑張るからね!」


ウララ「べつにアンタのために作ったんじゃないわよ!!サイトのためなんだからね!!」


チート「『nightday』もちょっと遅いけど1000打突破おめでとう」


「チートぉ!!」







次へ

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ