The world of deep sea
□白薔薇とえほん
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歩いて行くと、一つの絵がぽつん、と飾ってあった。
美術館に飾ってあった、えーっと名前は…確か[赤い服の女]。
とても綺麗だったので名前覚えてました。だって美人さんだもの!
『それにしても…何度見ても惚れ惚れするなー』
なんて言いつつ眺める。
ふと、なんとなくリルをちらっと見ると、リルは[赤い服の女]を睨んでいた。
イヴもその事に気づいたらしく心配そうにリルを見ている。
「? どうしたの…?」
『どうしたの、リル? 』
「早くソイツから離れろ!イリス、イヴ!」
『え?』
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