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寡黙と憂鬱に咲く[16]


30.
昼を取り、その後はパレードを見に行った。
演出家たちが踊りと歌を披露しながら流れていく様子を、銀八が携帯で撮っている。

一緒にはしゃぐ子供たちと、子供に還ったように弾んでいる親たち。
純粋に感動している彼らとは違い、高杉は静かな気分で見据えていた。
人がこうした物に翻弄され、気持ちが踊る感覚は理解しかねる。

「晋助」

突然に声をかけられて、振り向いた。銀八が携帯をこちらに向けていた。
あ、と思う次には、シャッター音が鳴った。

「勝手に撮んなよ」
「撮らせてって言っても、お前撮らせてくんねえだろ?」

意地の悪い顔で高杉の反抗をあしらってきた。
映りの自信はあったが、それが無防備な顔となると、妙に人質に取られた気分だった。

「消せよ。今すぐ」
「どうして」
「消さなきゃ地獄旅館に連れて行く」
「いや、待って。どうしてそうなんのよ」

年上の余裕が向こうにあるからと、譲ってばかりもいられない。
地獄旅館、と聞いて慌てた一瞬の隙を見逃さず、高杉は銀八の携帯を取り上げた。
返せ、と今度は銀八がムキになって高杉にかかってくる。

撮られた画像を探し当てると、不本意ながらも不細工面に写っている自分に恥ずかしくなり、
すぐに削除ボタンに手をかける。
が、そこで手を叩かれた。
「いってっ」
高杉が手を庇っている最中、携帯は地に落ちる前に、銀八の手に拾われた。

「せっかくの記念を台無しにすんなよ。あー焦った」

ほっと一息つく銀八に、高杉は顔を歪める。

「サイテーだよその写真。人を晒しモンにする気かよ。まじ消して、ホント」
「どこがサイテー?」
「サイテーだろ。すげえ間抜け面してるし」

そんなものを形として残されることは、高杉のプライドが許せないでいた。
その駄作を今こうして銀八にじっくり眺められていること自体、羞恥に潰されそうだ。

「いい具合に間ぬけ面だぜ…」

携帯を空に翳して、銀八が言った。
奪い取ろうと伸ばされた高杉の手は、虚しく届かなかった。

「取り繕ってるお前なんて撮ってもつまんねえだろうが」
「………」
「拗ねるなよ…」

下を向いた高杉の頭をつついてくる。

「お前と二度と会えなくなったら、消してやる」

パレードがいつの間に終幕を迎えていた。
観衆が拍手をしている中、銀八の手が高杉の手を引き、パレードの枠から離れる。

「何処行くんだよ」
「適当。乗れるだけ乗るぞ」
「制覇でもする気かよ」
「ああ」
「全然興味ねえし、そういうの」
「…いいから大人しく来い」

低めた声が空を切った。
銀八は足早で、どれだけ歩幅を広げても、ついていくのがやっとだった。

「何で、そんな急ぐ、んだよ」

息切れしながら高杉は言う。どこに向かっているかも把握できないまま引きずられて行く。
言葉を紡ぐのも辛くなった。
人の賑わう音と、自分たちの足音と呼吸が、耳の中をざわつかせる。

銀八がふと足を止める。
急ブレーキの反動に、高杉はよろめいた。
圧迫されていた器官がとつぜんに解放され、呼吸が勢い余ってしまう。

「急いでるさ…大人げもなくな」

銀八が遠くに指をさした。
見やると、青空を背景に、巨大な観覧車がゆっくりと時を刻んでいる。

「夜はアレに乗ろう。高い所から夜景を眺めるのは好きか?」
「…嫌いじゃないと思う」
「そっか。俺もだ」

向こうをむいたままの銀八の声が、しっとりと漂った。


31.
アトラクションは混雑のせいもあり、さすがに制覇は諦めた。
ディナー時を狙っていくと、観覧車の前には30分待ちのボードが出されていた。
足が疲れていた。待ち時間というだけで気持ちがげっそりする。

「いつもなら2時間は待つんだ。我慢しろ」

銀八の中で、引き返す選択肢は最初からないようだ。
観覧車という定番にこだわる男には見えないが、銀八の確かな意思表示を前に、何故か自分も、
足の疲労を理由に引き返す気になれなくなった。

片足ずつ膝を折り伸ばししながら、番を待つ。
言葉を選ぶ余裕もなかったが、会話を紡ぐ苦労も、全く感じなかった。

自分たちを迎えに来た観覧車の色は赤だった。
先に乗るように銀八に促されると、足を踏み入れ、奥に身を滑り込ませる。
銀八が入ってくると、扉が閉まる。

急に静かになって、二人だけ、という感覚がふいに沸き起こった。

銀八は向側に座り、頬杖をついて外を眺めている。
自分も同じようにする。

ネオンの光が、海のようだった。
いつも挑発的で、吐き気すら覚える人工的な演出が、今夜は優しく胸を溶かしてくる。
こういう感覚は、一番自然でいい気がする。

「………」

この夜景を、銀八がどんなふうに感じ取っているのか知りたくなった。
顔を向かいに戻すと、銀八もこちらを向いた。
銀八が苦笑を塗して、頬杖をといた。

「汚ねえ街なのにな…あそこは」
「繁華街?」
「ああ。今は綺麗に見える。妙な気分だ」

外観に誘われて、皆、あそこで堕落していく。
人が人の身体に欲情して、その肌に依存していくように。

「お前はあの街好きか?」
「…どうだろう」

神経がやや張り詰めた。銀八の質問の意図を思考する。

「好きじゃないけど…」
「けど?」
「…時々、無性に行きたくなる」

どうしようもなく内部を締め付けられた時、自分の足は痛みを求めて、あの街に向かってしまう。
身体の痛みで、心を守ろうとしている。
傷を作り、汚され、それを勲章とし、ガラス細工の心臓に虚勢を張り巡らす。

「あの街は狂えるよな。余計なこと考えなくて済む。必要なときもある」

あの街で、誰かに痛めつけられて快感を味わわないと気が済まない。
そんな衝動を、今まで幾度経験したことか。

「でもいずれ卒業はしたほうがいい」
「卒業?」
「いつか」

身動きをせず銀八を見据えた。

「お前が心底愛せる奴が現れたら、そいつと一緒になれ。二度とあの街には行くなよ」

言った銀八はいきなり高杉の横に来て、高杉を抱き寄せた。
両手が重力に素直になり、脱力した。
観覧車の下は光が点滅し、高杉の視界をしばらく奪っていた。

「苦しい…少し加減して…」
「ダメだ」

拒絶はできなかった。
一番高いところを通過した。銀八の力が一層に高杉を締め付ける。
残り時間をこんなにも重く感じる。
今は人の賑わう音に恐怖すら覚えた。

「なあ…あそこに見えるのは、展望台だよな…」
「ああ…」
「あそこからの景色は…一度だけ…」
「そうか…」
「住宅地も見える…」
「そうだな…」
「銀八、見てる…?」
「見てるよ…」

首のあたりに、銀八の静かな吐息が掠ってくる。
この熱に応えたいのに。
やりきれない状況で高杉は、薄っぺらな言葉を連ね、ただ無意味に時間を潰していった。

「卒業、できないかもしれない…」
「…それじゃあ困る」

何が困るのだ。
他人事のように幸せを願われるのが、なぜか哀しくて仕方ない。
自分を締め上げる両腕を、高杉は抱きしめ返す。

「これが終わったらホテルに行くぞ」
「え、閉園時間まではまだ…」
「気が変わった」

高杉は下に血が流れるのを感じた。
銀八は高杉の身体を離すと、何てことない顔に戻る。

「降りるぞ…もう着いた」

アトラクションのスタッフが現実を告げていた。
銀八の腕にひかれて、高杉はつま先を降ろした。

ふと混雑とは違う騒ぎが聞こえる。
待ち人達がカバンや衣類で頭上をかばい始めている。

「雨か…」
「傘、ないや…」
「朝にはやめばいいな」

銀八は雨が似合っていた。髪や肌から滴り落ちるそれが、あまりに絵になっていた。

ホテルに着く前に一度、プライドを捨てたくなった。
人気のない一角を見つけると、それが用意周到な誘惑にすら思え、共になだれ込んだ。
影になっている壁に高杉は押し付けられ、きつい口づけをされた。

「もう刺青は乾いているな?」

壁と背中の間にほんのわずかな隙間を作って、銀八が尋ねてくる。高杉は息を弾ませて顎をひいた。

「んんっ」

呼吸の止まる口の愛撫を何度も何度も受け、高杉の体はすっかり痺れた。ここがベッドの上であればいいと思うほどに。
銀八の唇は耳と首筋をすべりながら、高杉の過敏な反応を愉しんだ。
指先で敏感な胸の花弁に円を描かれると、声を抑えられなくなり、銀八の肩に歯を立てる。

「ふ、う……っ…だめかも、しれない…」
「耐えらんねえか?ホテルで続きをするか。それか、公共の場で辱めてやってもいい。どうだ?」

高杉のそこは顕著に勃ち上がりながらも、首を横にふる。

「ここは、いやだ…」
「たまんねえだろ。見られるの」
「たまんない…でも、今は二人がいい…ホテルで、して…」

浮かされながら甘えた声でねだると、銀八がふっと笑い、高杉を解放した。


32.
外の行為で、高杉の全身は強い媚薬を打たれたようになっていた。
靴を脱ぐ前に、銀八の手は背後から高杉の胸から腹部、さらには股の間を通った。
酔いがまわったように、なまめかしく喘ぐ高杉に、銀八の男根はいっそうの強張りを見せる。
痛いくらいに愛されながら、高杉は銀八の大胆なこわばりを確かめると、直に慈しみたくなり、
手を相手のズボンに忍ばせる。

あまりの硬直ぶりに、高杉の欲塊もこたえるように成熟した。
尿口を親指で何度か撫でたあと、根元をぐっと包み込み、上下に扱いていく。
銀八の呼吸が徐々に乱れてくるのがわかると、今度は裏側に指を押しつける。

「もう欲しくなってるのか?俺のちンぽに、そんな執着して」
「…欲しい…だって」
「ん?」
「こんなに…硬くて、すごい…」

感悦の吐息を混じらせて言うと、銀八は高杉を抱き上げ、物を扱うようにベッドに放り、眉を寄せた高杉に乗りあげ、
下半身を一緒くたに脱がせる。
高杉はそれだけで、全身を舐め回されている時のような吐息を漏らした。

「足を開け。お前のだらしねえケツの穴に、てめえで指をいれてみせろ」
「そんな…」
「こっちの手は服に忍ばせて、俺を全身で誘ってみろ」

高杉はかぶりを振る。
だがカラダのほうは正直に、服従する悦びに震え上がって、溢れるばかりに潤う。
むしろどうにもならない状況での抵抗に、快感を覚える自分がいる。

「ん…あ…」

高杉はゆっくりと中指を挿入していく。
発熱にふやけている深くは、もう苦痛とは縁のない世界だった。
指の付け根まであっという間に埋まると、感じる部分を辿り、高杉は恥ずかしさに俯きながらも、
ぐちゃぐちゃと自分を犯し始めた。
もう片方の手は、銀八の命じるままに胸を愛した。

「あん、ん…いや…ああ…」
「んな嬉しそうに声あげちまって…てめえで弄るのが気持ちヨクて死にそうか?」

内側で蠢いている細長い肉が、自分のものでない気がしてきた。

「くっ…うっ!」

高杉の意思とは無関係に、獰猛な指使いで薄い肉癖を嬲り、白い双丘を小水でも漏らしているような様に変えた。
欲しい。高杉は哀願の瞳を濡らして、銀八に向けた。

「…お願い……もう…」
「何がお願い、なんだ?」

見下すような顔つきを、銀八は引っ込めようとしない。
高杉はあまりに苦しくなって、指を引き抜いて身体を起こすと、崩れるように銀八にすがりついた。

「銀八の…ちょうだい…ください…」
「俺のがいいのか?自分の指でも、十分満足してるように見えるぜ」

低い声で吐き捨てるように言われると、言葉にならない辛さに襲われる。
高杉はとうとう声を泣かせた。

「もう一人じゃ、イケそうにないの……銀八のじゃないと、イケない…欲しい…俺、銀八のがいいの…好き…
だからお願い…今日はもう、意地悪しないで、挿れて…俺の尻の穴に、銀八のちンぽ…いっぱい…ちょうだい…」

銀八の睫毛がわずかに揺れる。
高杉の前髪をかき分けてやると、額に唇を触れさせた。

「セっクスとなると、お前はとたんに可愛くなる…可愛いお前に免じて手首も縛ってやる。そのほうが感じるだろ。
お前はとんだど変態だからな」
「縛って…縛って、お願い…」

脱ぎ捨てたベルトを拾い上げて、高杉の体を再びシーツに組みしくと、手首を掴んで頭上で固定する。
きつめに縛ると、銀八は高杉の両脚を割って入り、いきり立って破裂しそうな程の怒張を、ぐっと入口に押し付ける。
先端から根元を受け入れるまで、時間を要しなかった。
尖りが深層部を貫くと、高杉は呻いた。

「晋助わかるか。お前の好きな俺のカタチ、見ないでも中で描けるか?」
「…う、ん…」
「忘れるな」

腰と腰がほんの一寸も距離をおかずに、ぴったりと重なった。
脳まで串刺しにした肉棒は、体内で、高杉の臓器たちと同じペースで呼吸をした。
銀八が動くと、細胞が銀八の発熱体を取り囲み、吸収しようと暴れているのがわかる。

「どうしよう…どうしよう……銀八…」
「どうした?」

声を痙攣させている高杉は、精一杯という目で、銀八を見上げた。

「イっちゃいそう…ちょっとでも、動かれたらもう…」
「早えよ莫迦」

銀八の嘲けた物言いには、慈しみが含まれていた。
両手を縛られたままの頼りない体を抱き起こし、半開きの唇に時間稼ぎの愛撫を施してやる。

「辛そうだな…一度イっちまったほうがいいかもな」

ぐっ、ぐっ、と数回、高杉に腰を打ち付けた。

「いやっ!あっ!…あっ!」

大きく器を仰け反らせながら、短い悲鳴のあと、成熟した果実の汁を容赦なく相手の腹部に散らせた。

一度達した高杉を仰向けに戻し、銀八は足の間に顔を埋めた。
まだ回復してない小肉を口に含むと、喉の奥で締め付けてやる。

「あっ…それ、ヤだ…っ」
「イったばかりだと感じやすいだろ?心配しなくてもすぐに勃つ」

頬をすぼめて、吸引の音をわざとらしく相手に聞かせながら、先端まで舐める。

「ああっ」

銀八の口の愛撫は丹念だった。初めて口でされた時のことを思い出し、高杉は耳まで真っ赤になる。

「いや…いやっ…」
「は、興ざめするな…すでに膨らんでるぜ。もっとしゃぶってください、って言えよ。何度もイってしまうイケないちンぽを、
虐めてくださいって」

弱く強く、感じる部分を計算済みの動きで、銀八は舌を使う。
高杉の足先が小魚のように跳ねる。

「しゃぶって、ください…っ、でもそうされたら、また…」
「イっちまいそうか?」
「銀八がイってない、のに…」
「…ああ成る程。それでか」

銀八は満足げに納得する。

「なら、俺のちンぽをしゃぶらせてください、と言え。俺をイカせないと、イキたくねえみたいだからな」

高杉は綻んだ唇を開く。顎にかけての唾液の辿り路と、涙の跡が、蛇の形に見える。

「銀八のちンぽ…しゃぶらせて…喉が…すごく、乾いて…」
「俺のミルクを飲み干したいか?」
「…はい…だから、口にください…自分で、起き上がれない、から…」
「注文の多いやつだ。本当に、今日のお前は……」

口を噤み、銀八は高杉の頭上に立ち、膝をおると、硬さを失わない性棒を、高杉の口内に居座らせた。
高杉が貪欲な舌使いで、銀八を吸いつくそうとする。
腹筋を使いながら、喉に飲み込む。

「うまくなったな…いいぞ」
「ん…ん…う…」

夢中でしゃぶりつく高杉の姿は忠実に描かれて、子猫でもあやす様に、その顎をなでてやる。
子猫は少しだけ眉の角度を緩やかにした。気持ちいいのか、こうすると。

くねくねと動く高杉の体を見つめる。
肋骨が顕になっていて、くびれている。本当に男の体格かと疑うほどほっそりしている。
しかし彼の放つものが、それを決して貧相に見せない。
胸と足のタトゥーが怪しげに、高杉を蝕んでいる。それだけでゾッとするほどに。
こんな傷に蝕まれていなければ、生きることさえ辛いか、晋助。

「う…っ」

高杉の喉が締まり、銀八が呻いた。限界が近いと、高杉の髪を掴んで訴える。

「口を大きく開けろ、汚してやる」

引き抜かれた性獣は、口と、繊細な面に容赦ない仕打ちを与えた。
下半身が萎びるのを感じながらも、銀八は高杉の手首を解いた。

高杉は少し麻痺した手で空気を探り、自身の顔に触れた。
頬や鼻、口唇を銀八の欲塊が流れている。濃厚なそれは、高杉を恍惚にさせた。
高杉は指の腹で白液をあたためたあと、掬って舌で拾った。
あまりの艶めかしい仕草に、銀八は再び蹂躙欲を掻き立てられる。

少年に覆いかぶさり、顔に浴びせた白濁を舐めた。
高杉の顔の凹凸を一頻り味わい、やがて舌を、耳の中に滑り込んでいく。

「ひっ」

高杉が過敏に跳ねる。銀八はそれを逃さない。

「ひゃっ!ああっ」

鼓膜を犯しにかかる舌の感触に総毛立ち、高杉は何度も縮こまる。

「どこもかしこも弱いな」
「んあっ!あ、やめ、っ」
「耳も気持ちイイから、いっぱい舐めてほしい。本心はこっちだ」

なあ、晋助…と舌の代わりに声で犯される。
高杉は呂律が回らない口調で、「舐めて…」と小さく懇願した。
銀八の舌が蛇のように、耳の中でするすると這いまわった。

「ひゃあんっ、ああっっ!ゾクゾクして、変になるっ」

甲高く声を昇らせ、高杉は喉を仰け反らせる。
銀八の手が高杉の前の媚肉を握り込み、上下に扱いた。

「いやあっ、だめ、イクっ」
「イケよ。とことん俺を欲しろ」

二度目の射精まで時間を要しなかった。
横になった体を背後から抱きしめられ、耳と、股の間の感覚を、脳でコントロールできなくなると、
声がそこで途切れ、高杉はぐったりと項垂れた。


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