遠回り。

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*涼太side*




俺の仕事のせいで、はるっちが我慢してくれてることは、知ってた。

仕事や部活が忙しいのはもちろん、ここ二週間、赤司っちが俺に「練習に付き合ってくれ。」とばかり言ってきて、一向に自分の時間が持てそうにないのだ。


そんなとき、赤司っちが俺に……




いや、今日はこんなことを考えるのはやめよう。


だって、今日は………





少しうつむきながらも俺はこの前仕事でもらったオシャレな服とアクセサリーを付けて家を出た




「はるっち……



……大好きっスよ」
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