Story
□Star
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見上げた夜空は綺麗で。
星は眩しく輝いていた。
近く寄り添って見える星も実際は遠く離れていて……
君と僕みたいだ。
近くて遠いその距離は、まるで僕たちの心そのものだった。
隣にいる君は昔からの憧れだった。
整った顔立ちに甘い声。
全部が全部羨ましくて。
いつの日からかそんな君に恋心を抱きはじめていた。
「ヒョン、どうかした?」
「ううん…なんでもない」
君には愛する人がいる。
そんなことはみんな知ってる。
何度諦めようとしても無理だった。
もう僕には君しか無理なんだ。
「…ドンへ」
「ん?」
「……好き…」
「…ありがと。ヒョン」
いくら僕が気持ちを伝えても『ありがとう』しか言ってくれない。
だから諦めきれない。
はっきり断ってくれないから期待してしまうし… もっと君が好きになる。
僕は上を向きまた一つため息をついた。
*
微妙な終わり方になりました…(´・ω・`)
ヘミンは切ないのが好きです。←